磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

ランカポーセレン

2016年09月20日 19時36分25秒 | ビジネス・シーン

先日、日経新聞を読んでいて、

      

こんな記事が目につきました。


   

みなさん、知ってました?
陶器で有名なノリタケは、スリランカに工場があり、ノリタケ製陶磁器の90%を
ここで作られているってことを。

もう20年前になる1996年9月に、この工場を訪問したことがあるんです。
一番最初の写真がその時の証拠写真なんです。


なぜ私が20年も前にノリタケさんのスリランカ工場を訪問したのか?
それは、このスリランカの工場に段ボール工場が併設されていて、

 「段ボールの品質が悪いので、指導して欲しい」

とA段ボール様が依頼され、そのO社長から同行の要請を受けたからなんです。


出張直前に、首都のコロンボでテロによる爆発事件が勃発し、

 「決行するか、中止するか?」

で大いに悩んだんですが、結局、O社長と一緒に出掛けたんです。


シンガポール経由でコロンボに入り、現地の方に、

 「テロって、どこで起こるんですか?」

と聞いたら、

 「どこで起こるか分からないから、テロって言うんです」

と言われて、返事に窮したことを、今でもよ~く憶えています。


コロンボで泊まった時、

 「危険だから、決してホテルから出ないように」

と言われていたけど、夕方こっそり一人でホテルを抜け出して、海岸まで散歩
しました。

ものすごい雑踏で、物乞いの子どもたちが近づいてきて、テロの直後だったことも
あって、相当ビクビクしながら、やっとたどり着いた海岸。
そこに広がっていたのは、夕陽が沈むインド洋。
ちょっと感動しました。




そこから、新聞の記事にもあるように、ボロボロの車で4-5時間、人や像(!)
を、まるでゲームの様に、かき分け、かき分け、揺られに、揺られ、車にしがみ
ついて、とうとう前を見るのが怖くなって、観念して目をつむって、内陸高地に
あるノリタケさんの工場に着きました。



写真は当時のものでなく、最近の様子です。
当時は、もっと混沌、ケイオス。

到着した時は、もうぐったり・・・ 


当時は、内戦の最中だったので、記事にもある通り、人里離れた Center of
nowhere の工場なのに、まるで要塞のような高い城壁で囲まれていました。

そして駐在していた数名の日本人スタッフは、24時間365日(ほどでは
ありませんが)この城壁の中で暮らしていると聞いて、本当に頭が下がり
ました。


この記事を読んで、こんな20年前のことが急によみがえってきました。


このブログを書こうと、当時の写真を探し、出てきた冒頭の写真をよくよく
見てみたら・・・

    

壁に掛かっていた3枚のポートレイトの中央が、如水会名古屋支部の前・支部長の
ノリタケの佐伯大先輩じゃないですか!

もちろんこの当時、佐伯先輩にスリランカ工場を訪問したことは報告しま
したが、まさか 大先輩の写真があったとは・・・!


何だか『 Back to the future 』のよう。

ご縁、人の輪を、改めて感じちゃいました。



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