リベンジ with 光

会社の近くに、お気に入りのラーメン屋さんがありました。
そうなんです、過去形です。
気に入って、二度出掛けたところで、別の店に変わってしまいました。

チェーン店だけど、わが家の近くには無く、とても残念に思っていたら、
埼玉のあるお客様の近くに同じチェーン店があることが判明しました。

今日、ちょうどこのお客様と午後のアポが取れたので、同行してくれた
Fさんに、

「お昼は、あのラーメン屋さんに連れてって下さい」

とお願いしました。



お店に到着したのが午後１時でしたが、駐車場は車がいっぱいです。

「やっぱり埼玉でも人気があるな～」

と感心しつつ、入り口に向かうと、我々の先に車を止めた人が入り口の
貼り紙をのぞき込んでいます。何かと不審に思って、我々も読んでみると、

「社員研修のため本日臨時休業」

ガ～ン。 わざわざ名古屋から食べに来たのに。
もとい。お客様を訪問するついでに食べたかったのに。笑
でも、実際は、笑える心情じゃありませんでしたよ。

やむなく、パッとしない近くのお蕎麦屋さんで我慢することに。。。
実に無念でした。


その後のお客様との面談が予定より早めに終わったので、東京駅で
光と待ち合わせて、一緒に夕食を食べることにしました。

ロクなモノを食べていないだろうから、

「何が食べたいのか？」

と聞くと、悩んだ挙句（作者註 アレにしようか、コレにしようかと
積極的に悩むのではなく、作者同様、食べることへの関心の低さ故の
悩みです）、

「中華がいいな」

と言うことで、東京駅日本橋口を出てすぐにある 過門香 というお店に決定。



ここの名物という重慶式麻婆豆腐や、小籠包に舌鼓を打ちながら、光と
初めてと言っていいくらい二人だけでゆっくり話しました。

こういう話ができるようになったってことは、東京で一人暮らしを始めた光が
それだけ成長したってことかな？

浪人生だった去年から光が変わってきたのは見ていたけど、それだけに、実は
今日、どうしても光に伝えたいことがひとつあったのです。それは

「『お父さんがどう考えてるだろうか？ 』みたいなことを
気にしたり、妙にお父さんを喜ばそう、喜んでもらうには
どうしたらいいだろう？ などと絶対に考えるなよ」

ということでした。

それに対して、光は、

「それどういうこと？
なんでそんなこと言うの？
そんなこと全然ないよ」

と笑ながら答えてくれたので、安心したっていうか、うれしかったって
いうか、とにかくよかった。

光は、大学に入ったばかりだけど、自分なりにしっかりと自分の将来の
ことを考えようとしている。答えを持っていることが大事なことじゃない。
答えを見つけようとして、考え、悩むことに意味がある。


「写真の重要性に気付いた」

と最近言うようになり、店員さんに写真撮影をお願いしたら、

「ブログのトップ画像に」

と、まずはこの点は父親並みの感性が身についたようでした 笑


ついこの前までは、東京で食事といえば、ひとみとだったけど、これからは
光となんだね。

昼のラーメン屋さんの仇は、同じ中華でバッチリとりました！

子供たちの成長がとても頼もしく、うれしく感じた夕べでした。