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昨日の日経に エーザイの『人財計算式』 という記事がありました。
見出しに惹かれて、というか、惹かれた見出しの記事しか読まないんですが、
目を通しました。
世の中で一般に使われる『人件費』という言葉。
私は、この言葉が嫌いです。 だって工場やオフィスの設備の導入は『設備投資』と
呼ぶのに、設備以上に無限の価値を生む可能性のある人への支出は『人件費』とコスト
扱いされるのでしょうか?
そしてコストと位置付けられると、これは少なければ少ないほどいい。削減対象として
捉えられ、削減圧力が常に伴います。
だからISOWAでは『人件費』という言葉は使わず、『設備投資』の向こうを張って
『人財投資』と呼んでいます。
記事には、それと同じことが書かれていました。
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特別なことでもなんでもありません。普通に考えれば当たり前のことです。
だから、ISOWAでは、売上から原材料費、外注費だけを引いたものを付加価値として、
これを目標としています。 人財投資と開発費はこの付加価値の中から賄われる。
これは未来投資だから、単なるコストではないからです。
エーザイの記事でも、まったく同じことが書かれていました。
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自分で考えた仕組みですが、こんな風にエーザイのような立派な会社でも同じように
運用されていると知って、ちょっと誇らしかった。
ただ、私にとって大事なことは、自分の経営理念から生み出したってことです。
他社でやっているのを見て、いいなと思い、真似したわけじゃない。
自分の理念、価値観がすべての原点。
正しいとか、間違っているっていう話じゃなく、好みの問題です。
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