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4月26日以来、二度目となる現場改善コンサルタント柿内先生の来社
でした。
今日もいろんなことを学びました。
その中のひとつを紹介します。
「5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)の一つひとつは小さなこと
ですが、それを流れにつなげることができれば、経営に貢献できます。
流れへの改善は、大抵の場合、本人にとっては何の得にもならない
ことが多いんです。でも後工程、そして経営そのものに大きなメリット
をもたらします」
この『流れ』ということを柿内先生は何度も強調していました。
現場の人たちは、悪いと叱られるっていうことはあっても、なかなか褒められる
ことがありません。改善をしても、なかなか目立たないんですね。
私もできるだけ現場を歩いて、改善を見つけるように努めているんですが、
それでも見落としていることがあります。
今日は、柿内先生や我が社のメンバーと工場内を巡回しました。その時、柿内
先生からいくつも褒めていただいた改善があったので、その改善に敬意を
表して、特に評価が高かった事例二つも紹介します。
ひとつ目は、これです。
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みんなが被るヘルメット置場ですが、各自の置き場が決まっていて、そこに
メンバーの名前や写真が貼ってあるので、ヘルメットが掛かっている人は、
休暇だったり、すでに帰宅した人です。つまりこのヘルメット掛けを見れば、
現時点での社員の出勤状態がひと目で分かります。
「日常のヘルメットの着脱動作が、そのまま社員の出勤状態を表す情報に
なっている!」
と先生から高く評価されました。
もうひとつがこれです。
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部品の加工をした後、ペンキを塗る工程があります。いくら部品に品番などを
書いておいても、ペンキで塗りつぶされてしまい、その後品番情報が消えて
しまいます。
我が社でもずい分悩んでいた問題ですが、柿内先生によれば、
「どこの会社にとっても同じく大きな問題です」
それを解決したのが、これなんです。
多くの部品には穴加工がしてあるところに着目して、現品票を印刷面を内側に
してクルクルと小さく丸め、丸めたものをその穴にグリグリと差し込む。
そのまま塗装しても、その後ペンキが付いた現品票を広げれば、しっかり
部品情報が残っている。
これを発明したのは、我が社の組立工程管理セクションの小川君。
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丸めた現品票をグリグリと穴に差し込む様子から、名付けて『鼻くそ方式』
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もちろん名付けの親も、小川君本人。
柿内先生曰く、
「これは大発明ですね
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たしかに丸めて穴に差し込む感触は、鼻くそ方式だ。
でもネーミングだけは考えた方がいいね」
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ネーミングはさておいて、小川君、大発明だ
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もちろん厳しい指摘もたくさんあったけど、楽しく学べた一日でした。
先生が帰られて間もなく、こんなメールが社内を駆け巡りました。
「柿内先生が来社され生産改善について色々な話を聴くことができました。
また、各部署今後一層の改善に向けての課題がでてきました。
そこで標題の件ですが、久々製造朝礼を来週の月曜日 11月20日
『生産改善』について話ませんか?
・・・とは言うもののどうやって朝礼を進行したらいいのか全く構想は
ありません。
まずは集まってみませんか?」
すばらしいじゃないか!
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こういうのが我が社の強みだね。
今日の学びを糧に、さらに流れを意識した現場改善に励みましょう!
柿内先生、そして参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
現場改善コンサルタント柿内先生の言葉には感銘するところが数多くありました。
先生の言う「流れ」を理解し、経営者の頭で考えられればすばらしい会社になるし、組立工数30%削減なんて簡単だとさえ思えてきました。「不思議なものです。考え1つでこうも変わるるものかと思ってしまいました。」
既に、現場を見ているうちに自分の仕事で出来る事を考えてしまいました。次はその考えを現実にさせるよう仕事に励むだけです。
とりあえず、昼食が終わったらエアコンのフィルターでも掃除します。
今までの見える化活動に対して、その効果に疑問を持っていました。
が、
先生に「このまま続けましょう!」との答えをいただいたので、今後も自信を持って行動できます。
次回来社して頂く時には、タップリ戴いた宿題を消化して、
新たな課題に挑戦している姿を見ていただける様に
「即!行動!」
同感。私も感銘を受けました。
組立工数30%減も、全員のチエを結集して、
必ず実現しましょう。
虫の目でなく、神の目で、大所高所から流れを
見る癖を付けたいね。
参加ありがとう。
そうだね、自信を持って取り組もう!
「やらないか、やるかと言えば、答えは
やるに決まっています」
との柿内先生のお話だったね。
即行動。お願いします。
私も大変に多くのことを学ばせて頂きました。
皆様の真剣な態度はこれからの日本のモノづくり、そして日本の将来を支えるものであると思います。
どうぞ、お元氣で頑張ってください。
ありがとうございました。
直々の激励のコメントありがとうございます。
メンバー一同、感激することと思います。
次回までまた頑張ります。
これからもご指導下さい。
ありがとうございました。