『ほぼ』パーフェクトなんだけど・・・

今日のブログは結構な大作です。
でもぜひ最後までお付き合いください。

ではスタートします。


私の住んでいるエリアは、今、ちょっとした再開発ブームで、古い家がどんどん壊され、
新しい住宅に建て替えられ、新しい家族が引っ越してきています。

少し前までは、マンションへの建て替えでしたが、最近ではもう大きな土地の出物が
無くなってきたのか、マンション以外の需要が増えたのか、小ぶりの戸建てへの建て
替えが中心です。


そんなことで、この春、わが家から徒歩１分のところに新しい、とてもオシャレな
歯医者さん、いや歯科クリニックがオープンしました。

オープンに先駆けて、院長さんのお母さんがご近所にご挨拶にいらっしゃいました。
ツノ坊が応対したんですが、話を聞くと、住まいも結構近くて、私の母方の実家の
加藤医院や祖父のことも憶えているということでした。


ツノ坊の両親は、歯科についても、これまで名古屋に引っ越してきて以来、１０年以上
遠方の大きな大学病院へ通っていたけど、段々と高齢になってきて、自力での通院が
難しくなってきてたので、思い切ってここへ転院することにしました。

ツノ坊は両親によれば、

　「設備も最新で、ガラス張りの待合室や建物の外観もステキで、
　　何より院長も若くて、ていねいな感じ」

と上々の評判だったので、私も、歯のクリーニングに出掛けてみました。


まずはざっと口の中を検査してもらったんですが、すぐに



こんな資料をもらい、その結果の報告がありました。

虫歯はもちろん一切なく、３か所治療した歯があるだけです。
一番最後の治療も、ＩＳＯＷＡに入社する前だから、３０年以上前で、あとの２本は
小学生の頃。うち１本は、詰めたものは金ではなく、保険治療です。

その時、先生に、

　「ま、これは安い治療だから、いずれ金でやり直すことに
　　なるでしょう」

と言われたことを憶えていますが、５０年以上経った今も、無事でした！

上の歯の内、４本に赤い印がついていますが、歯周ポケットの検査時に、この歯から
若干出血があったそうですが、ほけっとの深さは４本だけ４㎜とやや深めですが、
それ以外はすべて３㎜以下と、

　「すばらしいです！
　　でも歯垢が結構付いているので、クリーニングしましょう」


そうして１回目は下の歯を。
その後、１か月くらい間が空いてしまいましたが、先日訪問しました。
クリーニングを担当してくれたのは、前回と同じ歯科衛生士の女性です。


　「どれくらいきちんと歯が磨けているか調べましょう」

その結果がこれです。

　　　　

　「すごくきれいに磨けてますね。
　　歯ブラシで磨けるところはほとんど磨けてますから」

でも、私は、１日１回夜しか歯は磨きません。
だからこの日も、自慢できることかどうか怪しいけど（笑）前夜磨いただけで、朝食を
とってそのままここに来てるんですよ。

　「歯ブラシ以外に何か使っています？」

　「歯間ブラシを使ってます。
　　でも全部の歯の間は通らないんですよね。
　　特に犬歯から前歯にかけて何箇所か・・・」

　「今日は残りの上の歯のお掃除をしますが、
　　その後でどれくらいのサイズの歯間ブラシなら
　　通るのか、確かめてみましょう」

　「そうですか！　うれしいな～」


ということでクリーニング開始。　前回も感じたんですが、普通歯垢を掃除する時は、
たまには沁みたり、軽い痛みがあったりするんですが、それが一切無いんです。

　「本当に上手ですね。
　　全然痛くないし、沁みない」

私、大学時代に歯医者で白衣を着て、助手のアルバイトをやったことがあるので、
ついつい気になって、あれこれ質問したり、感想を伝えたりしちゃうんです。
　
そしたら、

　「最近の道具はすごくって、歯垢の量を感知して、
　　それに応じてクリーニングしてくれるんです」

そうだったんだ。そう考えると、新しい病院に通うことはメリットがありますね。
段ボール工場も、歯医者も、定期的な設備更新が競争力のひとつですね。

もちろん設備は氷山の上で、これを操作する人の暗黙知や仕事に対する想いなどの
氷山の下　あってのことですけどね。


そしてクリーニング後、お待ちかねの歯間ブラシの講義です。

　「いろんなサイズで今試してみましたが、
　　【３Ｓ】というサイズならどの歯の間も
　　通りましたので、【３Ｓ】でやってみて
　　ください」

　「【３Ｓ】などのサイズはどのメーカーでも
　　標準化されたサイズなんですか？」

　「若干の差はあるかもしれませんが、ほぼ
　　同じです」




そう聞いたら、もううれしくって、すぐにドラッグストアに立ち寄って、私がいつも
使っているライオンのシステマの【３Ｓ】を購入しました。



左がずっと使っている一番大きい【Ｍ】、そして右が今回買った【３Ｓ】。
一番細いサイズでした。




そして夜、歯磨きを終え、使ってみたところ、今まで絶対にブラシが通らなかった
箇所が開通したんです！　これ、ものすごい快感でした。　感動的でした。

ただ結構痛くて、かなり出血しました。
そりゃそうですよね、これまで６０年以上、一切ケアーしてこなかったんですから　汗
機械に例えれば、導入して何十年、日常点検をまったくせずに使ってきたのと同じ
ですよね。


以来、毎日、歯磨き後、２本のサイズの歯間ブラシを使い分けてきましたが、１週間経って
初めて、痛みがほとんど無しに歯間ブラシが使えました！！　もうこれで大丈夫ですね。


ということで、この歯医者さん、パーフェクトのはずなのに、今日のブログのタイトルは
「『ほぼ』パーフェクト」です。

ではなぜ『ほぼ』なのか？

実は、とても腕が良く、対応もすばらしい女性の歯科衛生士さんなんですが、アレルギー
なんでしょうか、１回目の治療時も、２回目も、治療中に鼻をすするんです・・・
私の顔に覆いかぶさるようにクリーニングしているので、彼女が鼻をすする度に、

　「うゎ、鼻水が垂れてくる！」

顔にかかるのか、はたまた口の中に垂れるのか・・・？

もちろんマスクはしてるので、そういうことはないのでしょうが、それでもすする度に
ドキッとしちゃうんです。

まだ若い女性だからいいけど、これがオッさんだったら・・・　
でも若い女性だから、さすがに遠慮なく思ったことは口にする私でも、言えないんです
よね～　　たとえ院長さん経由であっても・・・


これからも半年に一度くらいはクリーニングに通おうと思ってるけど、その度に
ヒヤヒヤすることになるのでしょうか？

以上、冷や汗ものの「『ほぼ』パーフェクト」の理由でした。

最後までお付き合い、ありがとうございました。