
「卓越した経営」を実現している組織を訪問し、実際の職場環境、組織
風土に触れ、組織力向上へのヒントを得るという中部経営品質協議会と
中部生産性本部が共催する組織力向上セミナー。
過去は、伊那食品さんや万協製薬さんなど、日本経営品質賞を受賞した
企業を訪問していたのですが、なぜか今年はわが社に見学の依頼があり
ました。
「ウチは経営品質的な経営は何もしていません。
だからそういう視点で見られると、評価してもらえ
ないと思うんですが・・・」
と言ったのですが、「ぜひ」と乞われて、お引き受けすることにしました。
だた、
「あまり多くの見学者となると受け入れるのが難しいので
最高でも70名くらいにして下さいね」
とお願いしていたんですが、蓋を開けてみれば、100名近くの方の
参加との連絡が事前に来ました。
「こんなに大勢の見学者が来て、うまく受け入れられる
だろうか?」
と心配しつつ、今日を迎えました。
猛暑の中、大型バス2台での来社。
わが社のお客様であるD社様から、息子の光の高校時代の大親友サムくんの
お父さんまで、幅広い方にお越し頂きました。

まずは管理グループのSくんが会社の概要を説明。
内心はどうだったか分からないけど、見た目は実に冷静に、かつそつなく
話してくれました。
その後は、ディスカバーISOWAツアー。
あまりに大勢の人数なので、2グループに分け、かつ工場内はもちろん、
オフィスにも急遽スピーカーセットをレンタルして、みなさんに声が
通るように配慮しました。

トップバッターは入社2年目の組立グループのIくん。
「今はまだ会社に投資してもらっている段階です。
現在修行を受けている組立道場で技能を身に付け、
会社に貢献できるようになりたいです」
明るく、大きな声で、堂々と、自分を語ってくれました。アッパレ!

二人目は技術管理グループのHさん。
自身が参加している感動プロジェクトのことを語ってくれましたが、
実に聞かせますね。まるでアナウンサーの様です。みんな聞き惚れて
いました。

最後は入社4年目の名古屋営業所のNさん。
「自分がISOWAで何をなしたいのかはまだ分かりません。
でも92年の歴史の内、3年はすでに自分も関わっているので、
これからもISOWAが歴史を刻んでいくことに、少しでも
貢献できればと思っています」
う~ん、語ったね~。
参加者からは、
「みなさん、飾ることなく、素直な気持ちを自分の言葉で語って
いて、本当にすばらしいですね。感心しました」
と言ってもらいました。
会議室に戻って、次は私の講演でした。

今日は、大企業の方が多かったので、そういった方たちに向けに内容を
少し変えてみましたが、今日のお客さん(?)はノリが良くって、かなり
ウケました。話していても、気持ち良かったです。
それが証拠に、写真を見ても、みなさん、笑ってるでしょ。
これまで何度か私の話を聞いているのに、それに懲りずにスコラの高橋さん、
今日も東京から聞きに来てくれたんですが、その高橋さん、
「磯輪さん、ちょっと内容が変わりましたね。
いや~、良かったですよ。スコラからも5人くらい
連れて来て、聞かせればよかったと後悔しました。
それに磯輪さんの氷山モデルもちょっと変わりましたね。
やられました。おかげで私もとてもいい気付きがありました」
と褒めてくれました。

講演の後は、人と経営研究所所長の大久保寛司さんの進行によるセッション。

大久保さんとは、去年の5月の文屋座でお目に掛かって以来でした。
さすが大久保さん。進行がすばらしく、見学のみなさんと、

ISOWA側からの参加者である、段ロールグループのIくん、管理グループの
Kくん、そして私、大久保さんで、実にうまく質疑、意見交換が進みました。
大久保さんが、
「お二人が『変わろう』と思ったきっかけは何でしたか?」
とIくんとKくんに聞くと、Kくんは、
「スコラの柴田さんの80周年記念講演後、まず先輩たちが
オフサイトを立ち上げましたが、それに続いて
『あなたたちもやってみないか』
と誘われて、自分たちでもオフサイトを始めたことが
きっかけです」
Iくんは、
「社長が真剣に語りかける言葉に賛同できたことです。
社長は我々を労働力ではなく、仲間と思ってくれるから
です。
社長が工場で自分の脇を通る時、せかせかと仕事をする
フリをするより、社長に話し掛けようと思う様になり
ました」
大久保さんは、スコラの高橋さんにも、
「ISOWAの風土改革の特徴は何ですか?」
とゲリラ攻撃を。これに高橋さん、
「ISOWAさんはメーカーだから、営業だけとか、
技術だけが変わっても、会社は変われません。
そういう意味では、変わるのが難しい業種ですが、
社内でプロセスデザイナー的な役目を果せる人財が
何人も育ったことで、社長と社員の関係だけでなく、
社員同士、部署同士の関係も変えました」
『なるほど・ザ・ワ~ルド』でした。
大久保さんからは、
「IさんもKさんも、社長が隣にいても、自分を飾る
ことなく、素直に自分の考えを語っていることが
素晴らしいですね。
社長と社員の距離感がとても近いね」
参加者の方から、
「ISOWAさんの社員の主体性の源泉は何なんで
しょうか?」
という質問がありました。
Iくんは、
「会社のお金を自分のお金と思う人が増えてきました。
自分たちが頑張って、会社を存続させたいと思って
います」
Kくんは、
「一人ひとりが、仲間の役に立ちたいと思っている
ことでしょうか」
二人の答えがあまりにすばらしいので、思わず「すばらしい!」と
自分の会社の社員のことながら大きな声で褒めて、握手しちゃいました。
やっぱりISOWAビトはすばらしいな~
見学者が帰った後、スコラの高橋さんが、
「実は、大久保さんがISOWAさんのことをどう感じるかが
知りたくて、今日はお邪魔したんです」
「そうなんですか!
で、大久保さん何か言ってました?」
「『BtoBでここまでやっている会社は他に無いんじゃ
ないかな~』って言ってましたよ」
「そうですか。確かに大久保さんも楽しそうだったよね」
「大久保さんは、型にはまったスッキリしたのが嫌いなんです。
もっと自然な、どちらかと言えばざらっとしたのが好きなん
です。だからISOWAさんピッタリなんですよ」
100人もの方を迎えるのは大変だったけど、実にすてきな時間でした。
設営も含めて、協力してくれたみんな、ご苦労様でした。
そしてありがとう。
本当に社員の皆さんの表情が素晴らしい!
最後のセッションに参加されていた石神さんと黒川さん(あ、イニシャルトークでした?(笑))が、
またまた素晴らしかったです。
特に最後の質問に対する2人の答えには唸りました。
本当にありがとうございました。
7月決算の当社は、期初から予定が立て込んでましたので、大変悩みましたが、本当に参加させていただいて良かったです。
私自身、後継者として日々悩みながら経営をしているのですが、社長の考え方や取組、社内の雰囲気や社員さんの応対、受け答えを見させていただき、「こんな経営者、会社になりたい」と強烈に感じました。
2年目、4年目の社員さんの自身の説明や受け答えも率直で素晴らしいですし、中堅社員と社長の距離の近さもうらやましく思いました。
社風って本当に大切ですね。
豊川からは決して遠くありませんので、これからも勉強させてください。
本当にありがとうございました。
フーパーも時間をかけてでも少しつでも
変わっていきたいとの思いに駆られました。
これからもよろしくお願いします。
今回この企画のお願いさせていただいてから、何度か貴社にお伺いし、また事前にディスカバーISOWAツアーに参加をさせていただく中で、貴社の凄さを痛感して参りました。
磯輪社長のコメントの中に「ウチは経営品質的な経営は何もしていません。」とございますが、まさしく貴社の経営・組織の状態は経営品質の目指している理想の姿でございます。
今回このような機会をいただき、磯輪社長はじめ
ご多忙の中ご準備をいただきました管理グループのN様、T様、H様、そしてISOWAツアーで語っていただきましたIさん、Hさん、Nさん、最後の質疑応答にてご登壇をいただきましたIさん、Kさん、ISOWAビトの皆さんに心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
貴社のますますのご発展心よりお祈り申し上げます。
予想以上に盛り上がって、
楽しかったです(*^ω^*)
こういったセッションを聴いていて、
今までは「どんな会社か?」と教えてもらう側だったのに、
今は「どんな会社か?」と考える側になったんだなぁ~と ふと思いました。
それにしても、
社長評価表の推移は
初めて知りました。
ビックリです。
素晴らしいなぁ・・・100人ですか
皆さんが会社に来てくれて 議論してくれるなんてそうあることじゃありません。
すばらしいことですね。
万協さんや 伊那食品並になったのかな!!
そういえば 文屋さんの本はいつ出版ですか?
考える事ができ、自分の想い考えなどが深堀できたと思います。
また普段ではなかなか感じる事ができない『ISOWAの強み』が
他社様から聞けた事もとても勉強になったと思います。
この経験を今後に繋げていきたいと思います。
本当にびっくりです。
参加してくだっさたみなさんのあたたかい言葉が
印象的でした。
もっともっとISOWAらしく成長していければと
思います。
自分の考えを整理する良い機会を頂き
ありがとうございました。
ありがとうございました。
今回が4回目なら、次は5回目!ですね。
またどうぞ。
コメントありがとうございました。
本当に最後の二人の答えは見事でした。
自分の会社の仲間なのに、感動しました。
コメントありがとうございました。
本当に最後の二人の答えは見事でした。
自分の会社の仲間なのに、感動しました。
喜んで頂けたのなら、ISOWAビトみんなで
歓迎した甲斐がありました。
「今まで見学した中で一番よかった」ですか?
社員と近くにいたい。だって社員のこと好きだから。
これも自然体なんです。
それはよかった。うれしいです。
応援するからね。
昨日の見学者の方たちは、とても高レベル、高品質
でした。
加藤さんをさんざん脅した甲斐がありました 笑
さらにいい会社目指して、ISOWAビト一同
精進します。
予想以上? 何を予想していた? 笑
そう、もう今は、小牧口くんもISOWAビトだから、
世界一社風のいい会社を自分で作る側だからね。
頼んだよ。
ご名答! D社のみなさん(5名)と元D社の方、
みなさん本当に熱心に聴いてくれました。
ぜひ感想を聞いてみて下さい。
100人は、素晴らしいことではありますが、
大変って言えば大変ですよ 笑
○○並ではありません。
ISOWAはISOWAで、他社と比べられる
ものではありません。
ライブだから、待ったなし。
そういう厳しい環境が自分を育てるのです。
みんきゅう、今回と、ひと回り、ふた回りも
大きくなったね。
ISOWAに入社してなかったら、こんなことを
経験できなかったと思うよ。
そういう機会をIくんに提供できることを誇りに
思う。
日頃、何気なくやっていることを、改めた考え、
言葉にする。アウトプットすることによって、
人は成長するんだよ。
これからもやるぞ!
わざわざ見学に来てくれて、ありがとうございました。
本当うれしかったです。
> 忘れかかっていたものを取り戻せたようです。
最高の賛辞です。光栄です。
ぜひ社内一活性化した職場を作って、今度は私たちに
見学させて下さい。
楽しみに、応援しています。
今度は、ぜひご夫婦でわが家へ来て下さい。
ツノ坊と一緒に待ってます。笑
またこのような素晴らしい催しを企画して頂いた中部生産性本部の皆様にも感謝致します。
入社2年目にして設計から現場への異動を自ら申し入れたIさんや、営業職ながら仕様書の作成や見積もりができるようになりたいと機械の勉強をされている入社4年目のNさんの堂々とした話振りに感動しました。きっと周りには、彼らをそういう行動に導いて下さる「お手本」になる方がたくさんいらっしゃるのであろうと思いました。社長さんも、お疲れのところブログをしっかりと更新され、こちらも感服致しました。
最後に、どうして「みんきゅう」のイベントで料理対決をやったのか、ずっと気になって考えていたのですが、「ふーどばとる」→「food」と「風土」を掛けていたのですね!このイベントを企画した皆さんに拍手です!!
熱心に聴いて下さり、うれしかったです。
「お手本」がいるということも『風土』の一部だと
思います。
そして今度は彼らがもう「お手本」になっています。
そのつながりが会社を変えていく力になります。
私も彼らに負けずにブログの更新に励みます。笑