磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

春闘から春討へ

2006年03月20日 22時59分39秒 | ビジネス・シーン

夏の賞与に関して組合と妥結しました。

昨年の春闘から、組合に対して、

 「私もできる限りたくさん支給したいと思って、毎回一生
  懸命回答を考えているので、組合も社長になったつもりで
  これくらいなら何とかなるはずというギリギリの要求を
  して欲しい」

と提案しているので、組合も真剣に会社のことを考えて、かつ
組合員の生活も考えて、要求してくれるようになりました。


そこで昨年の冬の賞与は、今期の決算が決して楽観できるもの
ではないけれど、ここで私が踏ん張って回答すれば、この先
3ヶ月社員がきっと奮闘してくれるのではないかと期待して、
組合の要求に1万円だけだけど上積みして回答するという我が社
にすれば前代未聞の仮説検証にトライしました。

この検証結果は、あと2週間で判明します。ちょっとドキドキです。


そういうこれまでの流れを踏まえて、今年の春闘夏季賞与は満額
回答しました。 

確かに「業績が良くなったら、給与や賞与を増やす」というのが
正論かもしれませんが、「給与や賞与を少しでもたくさん出す
ので、協力して欲しい、頑張って欲しい、そして社員もそれに応え
ようと努力してもらえる」という考え方もあってもいいんじゃ
ないでしょうか。

さらに『いい会社をつくりましょう』を読んで、

 「経営者の仕事はいかにたくさんの給料を社員に支払うか」

という考え方に衝撃を受け、

 「人件費ではなく、人財投資」

という考えに至りました。

この2年間、我が社の経営数値目標の第一は「労働災害ゼロ化」
に関するものでした。そして来月からスタートする来期もこれは
不動です。

しかし来期の第二の目標は、今回の春闘満額回答を土台に、
「今年の冬の賞与支給額を過去最高にする」と決めました。
そしてその実現のために、営業利益目標を達成しようと社員に
呼び掛けています。

これも「人件費ではなく、人財投資」という仮説検証への
挑戦だと考えています。

せっかく非上場企業だから、自分の経営哲学にしたがって、
いろんなことにチャレンジしてみたいんです。

社員のみんな、ぜひこの実験の成功に向けて協力して下さい。
頑張るぞ!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
春闘妥結の御礼 (ISOWA労働組合 執行委員長 神谷良明)
2006-03-21 14:53:13
初めて社長にご返事を差し上げます。

昨日の春闘団体交渉では、厳しい環境の中、組合の要求通り満額回答して頂き、有難うございました。

組合も会社の状況をみながら要求額を出したつもりですので、ご理解をして下さい。

来期は、今期達成できなかった労災事故ゼロを目指して、組合も一層の努力をしていきます。更には一段と上の回答が得られる様、会社と対話と協調をしながら頑張っていきます。

世界一社風の良い会社作りも、対話と協調が大切と考えます。

これからもよろしくお願いいたします。

尚、組合員には明日の昼休みに妥結の報告を致します。
返信する
委員長から! (磯輪)
2006-03-22 00:13:03
 神谷委員長



コメントありがとうございました。

うれしいですよ、委員長からブログにコメントもらって!



ぜひ事故のない、そして世界一社風のいい会社を

一緒に作って行きましょう!



ありがとうございました。
返信する
ありがとうございました。 (ISOWA労組 書記長)
2006-03-22 14:24:07
本日、春闘の妥結集会が無事終了しました。

組合員のみなさんも、賛同していただきました。

今後の、秋闘、春闘は会社の利益が毎年増え、組合員のみなさんが、”この一年間かんばった・・”→”利益が大幅に上がったぞお”→”ワクワクドキドキ、今度の一時金はどれだけかな?楽しみだなあ”→”やったあ、また、上がったぞ”→”来期もがんばるぞ”

というような声が毎年聞こえるような春闘、秋闘にしていきたいですね。
返信する
集会お疲れ様でした (磯輪)
2006-03-22 17:22:49
 書記長様



本日の集会お疲れ様でした。

委員長に続き、書記長からもコメントもらえて、

私は何と幸せな社長でしょう!



書記長の言う『好循環』を会社、組合協力して

実現しましょう!

ありがとう。

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