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少し前、acbさんが息せき切って電話してきて、
「ねえ、ねえ、磯輪さん、6月30日に京都へ行かない?
昨日NHKテレビで紹介されていたすてきな場所に招待され、
夫婦で行くことにしたので、磯輪さんも奥さんと一緒にどう?」
偶然にも、その前夜、NHKの放送をacbさんが見ていて、
「こんなにすてきなところがあるんだ~」
と感心していたら、翌日、お誘いがあったそうで、acbさんもビックリしてました。
「一般公開はしていなくって、招待客しか入れない」ということなので、ご一緒させて
もらうことにしました。
そして今日、休暇を取って、京都へ向かいました。
ISOWAの内定者の集まりのために帰省していたひとみも一緒です。
京都駅でacbさんを待ってたら、改札から出てきたのは、わが社のお客様であるM社の
A部長でした。声を掛けたら、
「ありゃ、磯輪社長
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驚かせてしまいました。
こうしてacbさん夫妻と合流。ミセスacbとは、ツノ坊はもちろん、私も初対面。
またacbさんとはひとみも初めてでした。
タクシーでその場所に到着すると、門の外でも皇居の中かと思うほど、ひっそりとして、
荘厳な雰囲気が漂っています。するとおもむろに大きな門が開き、中に迎え入れられ
ました。門の外でもそうですから、内側は、それは、それは、外界とはまったくの
別世界が6,000坪にわたって広がっていました。
案内して下さった方も、お公家様か皇族かと思わせるような、身のこなし、話し方です。
聞けば、我々が見学させてもらう間は、我々以外のゲストは誰もこの邸内にはいない、
つまり6,000坪のこの別邸は我々の貸切だそうで、驚きました。
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それを端的に示す一例を紹介します。
邸内には茶室だけでも9つあります。茶の湯の待合用の部屋ならぬ、待合用の小屋と
いうか、むしろ家というようなものまでいくつもありました。
その中のひとつは、待合小屋へ上がる土間が、石庭のように、白砂利を敷き詰め、
帚(ホウキ)目を付けてあります。
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それなのに、帚目のついたその白砂利の上に、
「どうぞ入って下さい」
と招き入れてくれるんです。ということは、私たちのために帚目を入れてくれているん
です。で、我々が帰ると、また砂利を均して、帚目を入れ直すってことです。
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恐れ入りました。
琵琶湖疏水の水を邸内に引き込んで、滝、小川、池と、巧みに利用しています。
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池の脇にある大きな岩を指し、案内の方が、
「大きな岩でしょ。でも見えてる部分は全体のどれくらいだと思います?」
質問された途端、acbさんと私、顔を見合わせ、同時に、
「氷山モデルじゃん!」
これで笑える人は、相当の風土改革通、スコラ通の人ですね。
実際、全体の2/3が地面の下に隠れているそうです。
京都に来ても、風土改革の勉強をするとは思いもよりませんでした。
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帰りのタクシーで、
「○○○に行きました」
と運転手さんに伝えたら、
「すごいね~ 私たちも中へは入れない。 VIPだね~」
と言われるほど。
京都の中でも、別格でした。
非公開の場所のため、その場所の詳細や、内部の写真を紹介できないことがとっても
残念です。
だから、背景をカットしたacb家とわが家の写真だけとなりました。
ここを出た後の話は、また明日。
本当にお世話になり、ありがとうございました。
とてもいい、かつ貴重な機会でした。
これからも家族ぐるみでお付き合い下さいね。
ワールドカップ観戦の眠さと戦いながらも 当日のうちに記事にするとはさすがです。
それだけ 興奮しちゃう場所ではありました。
ちょっとあとから問題が出ちゃいましたが・・・
それを埋めて余りある体験でしたよ。
特に 私の嫁さんに会っていただけたこと 娘さんに会えたことが一大収穫でした。
ありがとうございました。
秋のほうは・・・枠が取れたら・・・ってぼちぼち交渉していきます。