磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

安静にするために

2018年11月10日 19時22分48秒 | オフ・タイム

ベッドから出ると、いろいろやってしまうので、できるだけベッドの中で安静に
していようと思い、思い付いたのが『アマゾン・プライム・ビデオ』。

メニューの中から選んだのは、日本の4大証券の一角を占めていた山一証券の
破綻がテーマの作品です。



そんな内容の作品のタイトルが『しんがり』?
どういう意味があるのかと思ったら、このドラマは、

 自分たちが愛した会社がなぜ突然世の中から消えてしまうのか?
 それを自分たちの手で明らかにしたい。

と破綻後も、会社に残り、誰もが嫌がるこの仕事を引き受けた同社の内部調査委員会の
メンバーが、



社員に疎まれながらも、闇の深層に徹底的に切り込んでいき、誰もが、

 「内部の人間に徹底した調査などできる訳がない」

と言われていたところ、破綻後約半年間で、



実名入りで社内で行われた悪行の全体像を社内調査報告書をまとめ上げた、山一証券
最後の戦いを伝えることだったんですね。




もちろん調査委員の名前も実名でした。


タイトルの意味は、負け戦で撤退する時、その最後尾を務める『しんがり』でした。


WOW WOWで放送されたドラマの様ですが、1時間で6回完結作品でしたが、1回目を
見たら、普通なら「また来週」ですが、6回分全部手元にあるので、ついつい止められ
なくなっちゃって、『大人買い』ならぬ『大人見』いやむしろ『子ども見』しちゃい
ました。

これで本当に安静になったんだろうか? 汗



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2 コメント

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法人の山一 (磯輪)
2018-11-12 21:03:10
 高橋さん

ドラマの中でも「法人の山一」と言っていました。
そんな噂になるまでなぜ大蔵省は黙認してたので
しょうか?
実に不可解です。
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Unknown (高橋 將)
2018-11-12 15:10:12
山一が破綻した当時、私は外資系投資顧問勤務でした。山一は「宇宙遊泳」と称する「飛ばし(簿外資産)」で数千億円あるというのは外資系金融業界では常識でした。なぜ、宇宙遊泳と呼ばれたか?額が大きすぎて、損失の発生元の会社に戻すことが出来ないので、そう呼ばれました。

当時の山一は、「法人の山一」と言われるほど法人部門が強く、コンプライアンス部門がこういった処理をやめるように法人部門に言えなかったのが実情です。また歴代の経営陣が無責任すぎたのも事実。破綻するのではなく、どこかに救済されるのではないかと言う見方が強かったです。

当時、クレディスイス信託がこの宇宙遊泳に関与していました。しかし、こういった処理は当時の大蔵省の認可を受けていたので、この理由で処分できず、クレディスイス信託を検査忌避の罪で罰しました。
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