磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

若者どもが 夢の跡

2014年02月01日 21時26分25秒 | オフ・ビジネス

昨日は、東京へ行き、その後静岡と動きました。

東京では、ホテルニューオータニへ行きました。
数年前までは、ここでの早朝勉強会に参加していて、毎月通っていました。
しかしこの勉強会のスタイルが大きく変わった以降は、ここに来ることも
無くなってしまいました。

でもこの日はこのホテルでビジネス・ランチのアポがあり、久々に出向く
ことができました。


赤坂見附の交差点に来ると、ニューオータニの向かいにあった赤坂プリンス
ホテルが消滅しています。



この赤坂プリンスホテルは「赤プリ」と呼ばれていて、私とツノ坊が赤坂の
トーメンに勤めていた時に、40階建ての新館が完成し、バブル時代の象徴
的なホテルでした。


33年前、ツノ坊と知り合ったものの、まだ付き合っているとは言えない頃、
会社帰りにツノ坊をデートに誘ったら、

 「今日は用事があるから」

と断ろうとするんです。そこで、

 「用があるなら、一緒に付き合ってあげるから」

と、ツノ坊の用事に強引に付いていくことにしました。


どこへ行くかと思ったら、赤坂プリンスでした。



ところが完成間もなかった新館ではなく、その裏手にあった古い館へ行く
じゃありませんか。赤坂プリンスの裏にそんな建物があるなんて、その時
初めて知りました。

一体、こんなところに何の用だろう?

問い詰めると、その年、私と知り合うちょっと前に、ここにある写真館で
成人式に着た振袖でお見合い写真を撮り、この日はそれを受け取りに行く
というんです!

デートに誘おうとして、その彼女のお見合い写真を一緒に取りに行くこと
になるとは・・・


そしてツノ坊はひとりで写真館の中に入っていきました。

しばらくすると出てきたので、

 「どうだった? 写真見せてよ」

と言うんですが、嫌がって見せてくれません。

それをしつこく拝み倒して、やっと見せてもらえることに。
封筒から写真を取り出し、台紙の表紙を開け、写真の上にかかっている
薄紙をめくると・・・

 「なんじゃ、こりゃ!」

思わず、そう言っちゃいました。
だって、はっきり言ってメチャクチャ映りが悪かったんです。
だから、思わず、はっきり言っちゃいました。

 「こりゃ~、お見合いダメじゃない」

本当に私って正直ですね。
でも、正直、ホッとしました 


私のこのひと言が効いたのでしょうか、その後、ツノ坊はお見合いを
することはありませんでした。

でもあの時、私が無理やり一緒に行ってなかったら、あのひと言を
言わなかったら、あの写真でツノ坊は誰かとお見合いをして、私とは
別の人と結婚していたかもしれません。

本当に人の運命って分からないものですね。

そう考えると、私は本当に『兵(つわもの)』でしたね 


そうそう、その時のお見合い写真はその後どうなったと思います?

あれ以来一度も陽の目を見ることはありませんでした。
実は、本人も私同様の見立てだったので、廃棄処分したそうです。笑

 「ずい分高くついたお見合い写真だったね」

いえ、いえ、あのお見合い写真のおかげで私と結婚できたと考えれば、
最高のコストパフォーマンスのお見合い写真だったと言えるんじゃない
でしょうか。

あくまでも強気一辺倒の私。やっぱり『兵(つわもの)』ですかね



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