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琵琶湖で大いに楽しんで、再び米原に戻って、いざ名古屋へ帰らん!
米原駅へのバスの時刻を調べてたら、
「その時刻の新幹線には間に合いません」
とあっさり言われてしまいました。
米原に止まる新幹線は、1時間に2本しかありません。つまり1本乗り過ごすと、30分待つことに
なります。 でも私が考えるには、米原駅へのバスは毎時40分発で、米原駅までは10分。
新幹線の米原発はその毎時57分後だし、帰りに切符はすべて手元に準備してあるので、
「絶対に間に合うはず」。
早めにバス停に行き、一番出口に近い座席は確保できました。
バスもほぼ定刻に出発、約1分遅れで、米原駅着。 ここまで予定取りに着々とことは
運んでいました。
到着するや否や、荷物を持って、バスを降り、駅に向かってダッシュしました。
バスの運転手さんに教えてもらった通り、エレベータで2階に上がり、
通路を走り、
新幹線の改札を通り、正面に見える『名古屋・東京方面』の表示を確認し、左方向にある
階段でホームに下りました。 すると新幹線がすでにホームに入っています。
米原に止まるのはひかりかこだましかなく、のぞみの通過待ちでしばらく待機するので、焦る
必要は無いと思ってたら、車掌さんがマイクでわめいています。
「すでに発車時刻を過ぎています。最寄りのドアから乗車ください」
でも自由席はもっと先だから、もうちょっと行ったところで乗りたいので、走ってると、再び、
「すでに発車時刻を過ぎています。すぐに最寄りのドアから乗車ください」
怒ったような声で、同じアナウンスが。 明らかに私たちに向かって言ってます。
やむなく車両に乗り込みました。 と、ツノ坊が、
「本当にこの列車でいいの?」
念のため、ドアから顔を出して、ホームの表示を確認しようとしたけど、すぐにドアが閉まって、
発車してしまいました。とりあえず、
「フー、やれやれ・・・」
座席に付くと、車内アナウンスが流れました。
「ご乗車ありがとうございます。この列車は新大阪行き新幹線ひかり号です」
「あー、やっちまった! 反対方向行きだ・・・」
「おかしいと思った。 まだ(名古屋行きの列車の出発時間の)57分より
前だよ」
驚くべきことに、私たちは53分発の新大阪行きに間に合っちゃったんです。
名古屋行きの57分発なんて、楽勝でした。 って、感心してる場合じゃない。
間違って乗ってしまったこの列車が定刻通り新大阪へ出発してくれていたら、こんなことには
ならなかったのに・・・
ちょうど列車が待機していて、車掌さんが急き立てるようにアナウンスするから・・・
ということで京都まで行くことになってしまいました・・・
改めて冒頭の米原駅の看板をよ~く見てください。
矢印が京都に向いてるでしょ (笑)
なぜこうなったのか? 帰宅してから、じっくり分析してみました。
ひとつ上の写真は、すぐ上の絵図で『新幹線改札口』と書かれた場所です。
私は、この改札の奥に掛かっている『 ← 名古屋・東京方面 』という標識を見て、11番線に
降りる左側の階段を下って、新大阪方面行きの11番線に向かってしまったのです。
奥に掛かっていた看板には『 12 ← 名古屋・東京方面 』と12番線とあります。
12番線は、階段を降りずに、線路を跨いでいる通路を渡った先でした。
これを判断するには、時間が切迫し過ぎていました・・・
問題は帰路です。
米原からなら自由席でも楽勝ですが、京都となると・・・
それも紅葉のシーズンだから激混みだと思う。
京都駅に着くと、案の定、ホームは大混雑。
一番最初に来るのぞみに乗るか? それともかなり先のこだまに乗るか?
悩んだ末に、最初ののぞみにチャレンジすることにしました。
2号車の自由席の列に並びましたが、私たちの前に並んでいるのはほんの数人です。
これなら座れそうです。 そして列車が到着すると、次から次へと乗客が下りてきます。
新大阪発の新幹線なら、京都で降りる人はほとんどいないだろうに、ラッキーなことに、博多からの
新幹線だったので、大勢が京都で下車してくれたので、座席を確保できました。
こうして遠回りしましたが、案外すんなりと帰宅することができました。
ツノ坊曰く、
「こんなことなら京都駅でお土産でも買えばよかった」
間違えて行ってしまった京都駅でもお土産とは!
地頭同様、ツノ坊も乗り間違えてもただでは・・・
地下鉄名城線でも反対方向に乗ってしまい凹むワタクシ、新幹線でしたらパニック起こしてしまいます。まさに新幹線の「リフィル」体験ですね ヾ(*´∀`*)ノ
一度体験してみます?(笑)