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先週木曜日にあった戦略言語化ミーティング。
実は、この時、というかほぼ毎回、宿題が出るんです。
前回のミーティング内容を踏まえて、次の議論へと発展させるために、
スコラの高橋さんがお題を考えてくれるんです。
この宿題のお題を提供してくれることが、私にとってはとても大きな価値
なんです。
宿題というよりは、私にとっては、高橋さんの投げ掛けが、発想の大いなる
きっかけになっているからです。
これまでも何度も高橋さんの投げ掛けによって、自分の思考が新しいステージに
跳躍できたことがあるからです。
今回の三浦工業さんの見学も、高橋さんの提案がスタートですからね。
そしてその跳躍のエネルギーや、跳躍のタイミング、きっかけになっているのが、
一緒に議論しているISOWAビトたちの意見です。
これらをもとに熟考したり、時にはひらめいたりしながら、いつもやってます。
今回のミーティング後、高橋さんが、
「今日の宿題だって、磯輪さんの答えは、質問に
きちんと答えていないですもんね。
みんなは質問に一生懸命答えようとした。
でも磯輪さんは、勝手に質問をすり替えちゃってる 笑」
と言った(28日のブログでも紹介した)言葉が妙に頭に残っているんです。
学生時代のテストでは、質問が出たら、これに忠実に答えないと点数はもらえ
ません。
でもビジネスの世界では、質問そのものを疑ったり、鵜呑みにしないことも
重要だし、本来は宿題のお題からして、自分で考えなきゃいけないんですよね。
だって質問ってそもそもヒントを出してもらうこととイコールでしょ。
今回のことだって、私は「質問の答え」を考えたんじゃないんですよね。
ただ「答え」を考えたんです。
質問そのものをちょっと変えちゃって、それに答えた。
自問自答ってことか。
そう、質問に答えなくても、答えはあるんですよ。
それに質問にも、答えにも、正解はない。
質問に正しい質問や間違った質問がないと同じように、答えにも正しい答えも
間違った答えもない。
ビジネスでの「答え」は誰にも分からない。
ってことは、「答え」はないに等しいね 笑
大人の宿題って、奥が深いな~
学問の世界も同じです。「勉強」は問いに対する答えを探すことですが、「研究」はその問いを自分で立てなければなりません。
時には、答えはあるのに、良い問いが立てられないことも・・。(私にとっても今のISOWA研究がそうなのかもしれません・笑)
(私が会社員だった頃も含めて)多くの組織は、社員に出された問い(そこに大小はあれど)の答えを探すことを求めますが、ISOWA社には問いを立てる場がある。すごいことです。
そういえば、ISOWAビトの自律の原点は、定時後ミーティング~リノベーションのメンバーたちが、自ら問いを立てたことにありましたね。
問いを立てること(もしくは今ある問いを疑い、再解釈の可能性を探ること)は、自律を分析する重要な要素かもしれません。
良いヒントをもらいました!
適切な問いを立てることは、本当に難しいです。
きちんとした問いが立てられれば、答えに向かって大きく前進
したと言えますね。
ただ答えがあるのに、それでもなお問いを立てるというのは、
ビジネスの世界ではありえないですね。
所変われば。。。 ですね。