滅多に聞けない話でした

大学のＯＢ会　如水会の名古屋支部の月例会。
今月は、平成になってからの卒業生たち後輩３人がミニ卓話をすると
いうので、楽しみに参加しました。

それぞれ個性あふれる話を聞かせてくれました。
知ってるようで知らないこともたくさんあり、これで今まで以上に
近しく接することができるようになりました。
Ｍくん、Ｓさん、Ｉくん、ご苦労様でした。


毎年２月の例会では、１年前に行った予想クイズの成績発表と表彰が
あります。
どんなクイズかというと：

　　　　　　

硬軟取り混ぜて、なかなか楽しい質問が全部で１０問。
これを１年の初めにみんなが回答し、それを１年後にチェックすると
いうスタイルを長年続けています。

今年は全問正解が４名もいて、商品を手にしました。

で私はというと・・・



４問正解！！　　でも待てよ、私の下は空欄です・・・
ということは・・・　　私、最下位なんです・・・

でも、これ、私の思い遣りなんですよ。
だって私の他にもうひとり同率最下位の方に注目して下さい。

ノリタケの元社長で、如水会名古屋支部の元支部長でもある佐伯大先輩
です。その佐伯大先輩をリストの文字通り最後尾にして、たったひとりで
最下位にする訳にはいきません。

そうです、大先輩に敬意を表して、私があえて身を捨てた・・・という
ことにしておきましょうね　笑


でも今日のブログのハイライトがまだ残っています。

先月末、Ｉ先輩の会社に何と天皇、皇后両陛下が行幸されたというのです！！
そして、その時の話をＩ先輩から直接聞くことができたんです。

Ｉ先輩の会社では、精神障がい者の方をたくさん雇用していて、昨年、
「厚生労働大臣賞」を受賞されたのです。
すると突然、本当に突然、電話があり、１月に両陛下がその様子を見学
したいとのお告げがあったそうです。

そこからが大変。

最初は１月中という時期が知らされるだけで、１月の何日かがまだ確定
していないので、Ｉ先輩、そして会社はすべての行事をキャンセルし、
「絶対に交通事故など起こさないように」、かつインフルエンザなどに
感染しないように、とにかくじっと静かに生活することを求められた
そうです。

さらに近付いて来ると、ＳＰが事前に来社して、オフィスの隅々まで
チェックして、不具合、不安全な箇所が無いかどうかを徹底的に調査
します。本当に徹底的だそうです。

またリハーサルも入念に行うそうです。
実際のタイムスケジュールに従って、当日、両陛下がたどるのと寸分
違わぬ内容でのリハーサル。
オフィスの入口でお出迎えするＩ先輩には、両陛下がぴったり並んで
入っていらっしゃる場合と、皇后様が陛下より少し下がって入って
いらっしゃる場合の、それぞれのお辞儀の仕方も教授されたそうです。

そして前夜はオフィスから５分以内のホテルに泊まる様指示され、
迎えた当日は、お二人の到着予定時間の３時間前までにオフィスに
入り、その時を迎えることに。

当日は、

　「ただとにかく何事も無く無事に終ることだけを
　　祈ってた」

　「両陛下、特に皇后陛下は、５０名近くいる障がいを
　　持つ社員たち一人ひとりにじっくりと声を掛けられ、
　　いつもテレビなどで放映されるお姿そのものだった」


視察を終え、その後は応接室で、両陛下としばらく歓談されました。

　「お二人はまったく自然体で驚いた。
　　陛下はジョークまで言われるんだ」

とＩ先輩が言うので、思わず、

　「陛下は一体どんなジョークを言われたのですか？」

と質問しちゃいました。するとＩ先輩、陛下のジョークに対して
皇后がフォローした話まで聞かせてくれました。


これ以外にも、ブログには書けない様な秘話もいくつかこっそり
聞かせてもらいました。

両陛下の行幸を迎えるという体験はものすごく貴重なものですが、
それを体験した人の裏話しを聞くというのも、これまたとても
貴重な機会でした。


Ｉ先輩はこれで２kg痩せたそうです。
もしわが社に来たら、私なんかどうなるのでしょう？
きっと私の体のことをご心配下さって、両陛下はＩＳＯＷＡへの
行幸を差し控えられているんですね。
納得しました。笑