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今日のお昼休み、わが社の食堂で組合の集会がありました。
いつものことなんですが、食事をしていたら、集会が始まってしまい、今日もまた
そのまま集会の様子を見学することになりました。
今日は、冬のボーナスの報告が目的でした。
今日の組合の集会に先立ち、先週、組合と話し合いを持ちました。
そもそもわが社では、もう10年近く前から、ボーナスを決めるのに、組合からの
『要求』はなくなりました。
私も含めたわれわれの全社員の給与やボーナスの原資となる付加価値。その状況は
毎月オープンにしていて、その実績に応じてボーナスの額も決まる法則らしきものが
あるからです。
それにもまして、「組合から要求されたから出す」という考えが嫌いなんです。
だって「頑張ってくれた社員に感謝の気持ちを示す」ものだから。
『要求』がないので、『交渉』もなく、『妥結』、つまり『妥協』などとんでもない。
『合意』あるのみです。
今回を例にどんな感じかというと、
私 「組合としては、今回はどれくらいを想定している?」
I委員長「現在の付加価値、期末の予測、昨年の実績などを
考えて〇〇〇円くらいかなと思っています」
註)〇が3つですが、決して三桁、最高999円では
ありませんので (笑)
私 「そうだよね。私もそんなところだと思ってる。
ただ今の状況ならそれより多くてもいける。
いずれにしても最終的には期末で精算するから、
冬に出せば、期末はその分少なくなるだけのこと
だけど、みんなはどっちがいい?」
ということで執行委員一人ひとりの意見を聞きました。
最初は一人だけ『期末温存派』だったSくんが、最後に急に『先払い派』に
宗旨替えし、
Sくん 「冬に加算してもらい、×××円だとうれしいです」
と言い出したので、
私 「よし、Sくんがそう言うなら、Sくんが決めた
ということで×××円にしよう!
責任はすべてSくんが持ってくれるから」(笑)
Sくん 「え―ッ」
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ということでSくんの意見が全面採用となり『合意』しました。
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今日の集会では、全員の前でそういう自慢話をするのかと思ったけど、謙虚ですね、
Sくんは。「オレが決めた」みたいな話は一切ありませんでした。(笑)
集会が終わると、何人もの社員から、
「英之さん、ありがとうございました」
「いえ、いえ、こちらこそありがとう。
これからもよろしく」
出せる時は出すけど、出せない時は出せない。
『要求』も『交渉』も『妥結』もなく、良い時も悪い時も、
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『笑顔』で『対話』です。
これからも頼んだよ。
期末予測はありますが、あくまで予測。
これから期末に向けて、いい意味で予測が外れるように皆で頑張っていきます
因みに、我が家では「合意」とならず「妥結」となりまそうです
Sくんの意見で、見事合意となりました。
ありがとう!
S家のことですが、「妥結」とは言わず、
快く「感謝の気持ち」として全額奥さんに
渡したら (笑)
ISOWA同様、S家でも円満合意となり
ますよう!
奥さんによろしく!