磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『最後の赤紙配達人』

2009年08月11日 20時45分12秒 | I LOVE シネマ・ドラマ

昨夜テレビでこの番組を見ました。

滋賀県の大郷村で、戦場への召集令状である赤紙を配る兵事係を務めた主人公。
この人が、終戦時の国の命令に背いて、戦場に出向いていった村人の足跡を
残すことがせめてもの自分の責務だと、当時の記録を一切秘密に保管し、それを
近年まで誰にも告げていなかった。

その記録を元に作られたドラマとドキュメンタリーの複合番組です。

私が知らないことがたくさんありました。

まず、赤紙というのは、徴兵検査で甲種合格となった人には出されないんです。
赤紙で召集されるのは、丙種合格(実質不合格)となった人か、一度出征して
復員した人にのみ出るものなんですね。

その赤紙を届ける兵事係は、赤紙を配るだけでなく、出征した兵士が戦死した
知らせも家族に伝えるという仕事も受け持っていたんです。どちらの仕事も
本当に苦しい仕事ですね。


自分の恋人宛の赤紙を書いた女性、やっと復員して自分の同僚となって働いて
いた仲間に再び赤紙を届ける主人公、男6人兄弟の5人までも戦争に取られて
しまった母親。

その兵事係だった主人公は、今も100歳を越えて、存命で、フィルムに登場
し、当時のことを語ってくれました。


見ていて、何ともやりきれない気持になる番組でした。
終わった後、重~いものが胸に残りました。

本当にいい番組でした。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それも見たかった (磯輪)
2009-08-20 20:41:25
 RUUさん

NHKのドラマも見たかったです。
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ドラマのほうが (RUU)
2009-08-20 18:45:19
ドキュメンタリードラマになっていましたが、なんだか中途半端な感じがしたのは私だけでしょうか。これはもともと、昨年NHKが放送したドキュメンタリー番組を基に製作したんだなと思います。記憶が少しあいまいですが、確か2時間近い番組で、もちろん主役は仁平さんですが、出てくる村の人たちの証言がとても重く、南京大虐殺で大勢殺したとか、食料は現地の人から奪ったとか、戦争の被害者であるだけでなく、加害者でもある部分がきちっと描かれたいい作品だったと思います。パクルならむしろドラマだけで作ったほうが良かったかなあと思いました。もちろん、同じ話をいろんな局で、放送することは大切だとも思いますが。
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ドラマのほうが (RUU)
2009-08-20 18:45:14
ドキュメンタリードラマになっていましたが、なんだか中途半端な感じがしたのは私だけでしょうか。これはもともと、昨年NHKが放送したドキュメンタリー番組を基に製作したんだなと思います。記憶が少しあいまいですが、確か2時間近い番組で、もちろん主役は仁平さんですが、出てくる村の人たちの証言がとても重く、南京大虐殺で大勢殺したとか、食料は現地の人から奪ったとか、戦争の被害者であるだけでなく、加害者でもある部分がきちっと描かれたいい作品だったと思います。パクルならむしろドラマだけで作ったほうが良かったかなあと思いました。もちろん、同じ話をいろんな局で、放送することは大切だとも思いますが。
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残念でしたね (磯輪)
2009-08-12 20:56:07
 溶射屋さん

本当にいい番組でした。
赤紙をもらった本人、家族だけじゃなく、配る人まで
こんな苦しい思いをしていたなんて。
ありきたりな言葉ですが、

 「本当に戦争はよくない」

国でも、企業でも、指導者の責任は重いですね。
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みませんでした (溶射屋)
2009-08-12 06:32:19
磯輪さん

おはようございます。

>まず、赤紙というのは、徴兵検査で甲種合格となった人には出されないんです。

初めて知りました・・・赤紙があって徴兵検査じゃぁないですね。

赤紙で召集されるのは、丙種合格(実質不合格)となった人か、一度出征して復員した人にのみ出るものなんですね。

そうなんですか・・・・勉強になります。

この番組の事は知っていましたがテレビは子供達にチャンネル件があるので見たい番組を中々見ることがでいないんです(´・_・`)

静岡での地震はビックリしましたが既に体感する余震もほとんどなく落ち着きを取り戻しています。

ご心配いただきありがとうございます。



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