
また、また、楡周平さんの小説です。
今度の舞台は運送会社です。
スバル運輸の辣腕の営業マンだった主人公が、あまりにやり手過ぎて、上司に
疎んじられ、閑職に左遷されました。
しかしそこから画期的なビジネスを立ち上げる。
そのストリーが、今回もまた、ビジネススクールのケーススタディーのケースに
なるのではと思うほどち密に考え抜かれていて、その都度、MBAでの授業を
受けている学生が、先生から質問されているような気分になります。
ただ単にビジネスのプランを考えるだけでなく、社内の人間関係に苦しめられ
ながらも、それを突破していくシーンもふんだんにあり、MBAのケースより
よほど現実味があります。
これまで読んだ、『プラチナタウン』や『和僑』以上に、物流という、身近に
感じられるテーマということもあって、一層、熱く読みました。
すでに4作目を読み始めています。
楡さんの小説が面白過ぎて、他の本がなかなか読めないのが、目下のうれしい悩みです。
ネットで調べてみました。
面白そうですね。
今の本を読み終えたら、読んでみます。
オススメありがとうございました。