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強烈な寒波に襲われている日本列島。
そんな超寒~い日にもかかわらず、それ以上に寒~い映画を見ました。
高倉健さんシリーズの『八甲田山』。
1週間前の土曜日にTUTAYAでレンタルしてきたんですが、見る暇が無く、
気付いたら返却日・・・
大慌てで見ることに。
そもそも八甲田山でなぜ軍隊が遭難したのか。その史実も知らず、DVD観賞に
臨みました。
そして勉強しました。
日露戦争をひかえ、戦争の準備は整った日本。ただ一点の懸念は、満州の厳寒
でした。
それに備えるため、陸軍が考えたのが、厳冬の八甲田山を縦走するという
雪中行軍訓練。
なんせ1977年、つまりもう40年近く前の映画なので、画像がすごく
悪いんです。そこへきて、猛吹雪の中の昼夜を問わずの行軍訓練だから、
場面そのものも暗い。古い映画のあまり良くない画質での暗い場面です
から、今、映っているのは、高倉健さんなのか北大路欣也さんなのか、
それすらよく分からないほど、暗い映画・・・ 笑
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場面のほとんどは猛吹雪です。
見てるだけでも寒くなるような映画なのに、寒い夜で、まだ石油ファン
ヒーターを出していなかったので、毛布に包まり、寒い、寒いといいながら、
寒い映画を見たので、本当に疲れました。ぐったりでした。
日本陸軍の組織のまずさが、訓練に参加した210名の内199名が死亡
するという世界の登山史上最悪の遭難事故につながりました。
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高倉健さんは気に入った映画を選んで出演していたそうです。それも
1作ずつ。かつ1作撮っては数年休むというペースです。
この『八甲田山』は撮影に3年ほど掛かったので、この間は『八甲田山』
一本しか仕事を取らず、さすがの高倉健さんも生活が苦しくなって、乗って
いたベンツやマンションを売って、撮影に臨み続けたというエピソードが、
健さんが亡くなった時に紹介されていました。
そういう実生活の苦しさも、作品中の健さんの悲壮さにつながっていたの
かもしれませんね。
返却日の翌朝の日曜の朝、店がオープンする前に、返却ポストに投函して、
何とか延滞料金を免れたギリギリセーフの返却でした。
きっと興味深い研修だったでしょうね。
いろんな要因があり、いろんな視点がありますね。
失礼しました。
何故、一方は助かり、もう一方の舞台は多大な遭難者を出したのかという要因分析です。
それにしても健さんの死は残念です。
男の中の男。憧れでもあり、目標でもありました。
あの女性は、若き日の秋吉久美子でしたよ。
敬礼された彼女は本当にびっくりしてましたね。
道案内に対する両隊の姿勢も大きく違い、それが行軍の
成否につながったと思います。
何年も前に見た映画なので、記憶も曖昧で恐縮ですが
高倉健さんの部隊が、道案内してくれた女性に対し
全隊員で敬礼をした場面が心に残っています。
敬礼をされた女性の表情(驚きと喜び)も良かったんですが
厳しい中、道案内をしてくれた女性に対する敬意。
ここを見るだけでも価値ある映画だと思いました。
(書き出すと長くなりそうなので止めときます)