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「今の時代、不景気だからモノが売れないのではない。人間、そしてその生き方に
変化が起こり始めている移行期だから売れないのです」
こんな出だしで、ワイキューブの安田社長の講演が始まりました。
一番気に入ったのは、このくだりでした。
「ライト兄弟が飛行機を発明した。
じゃあ、もしライト兄弟がいなかったとしても、誰かが飛行機を発明したの
だろうか?
そうじゃない。『飛行機を飛ばしたい』とライト兄弟が思ったからこそ
飛行機ができたんです。
ライト兄弟は決して『飛行機で大もうけしよう』と思ったんじゃない。
つまり『どうなるか?』ではなく、『どうしたいか?』という旗印が
重要なんです」
つまりこの『どうしたいか?』という旗印を『経営理念』と呼ぶと言います。
「安さや仕様だけでなく、信念やこだわりに魅力を感じて、人(お客様や
社員、取引先など)が集まってくる会社づくりが『ブランディング』
です」
私が「世界一社風のいい会社を作ろう」と言い出したのは、社員に向かって、社員満足
度の高い会社を作りたいという強烈な思い(つまりこだわり)からですが、結果として
安田さんの言うのと同じようなことがISOWAでも起こっています。
つまりそうとは知らず、ブランディングに着手できたということでしょうか?
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もうひとつ参考になったのが、「理念で飯が食えるか?」という仮説です。
経営理念が、戦略、採用、販売、収益、投資の各面すべてに通じていれば、飯が食える
理念となると言うのです。
ISOWAで考えるとどうだろう?
戦略、採用面では、一貫してるけど、残りの3つはまだまだだな~
でも最近は、自身の考え、そして部門長とのミーティングなどでの話し合いで、販売、
収益、投資などの面にも広がって来ているような気がします。
後半は、実際にワイキューブさんが手掛けたブランディング事例の紹介でした。
参考になったけど、やっぱりこれも物まねじゃなくって、自分たちで考えることに
価値があるんだと思いました。
カッコいい言葉、フレーズを作ることじゃなくって、ここでもそもそも『お客様に価格
以外の面の何で自社を選んでもらうか、いや選んでもらいたいか?』を自分たちで考える
ことが重要なんだよね。
この辺りは、もっと、もっと、みんなで真剣に議論したいと思いました。
会場で、以前私が提案したワイキューブさんとISOWAのジョイントセミナーにお誘い
したC社のS事業所長とバッタリ出会ったので、セミナー終了後お茶しました。
1時間ほどでしたが、楽しかったです。
Sさん、お茶ご一緒して下さり、ありがとうございました。
昨日はお忙しい中、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。
また、早速ブログにてご紹介を頂きましてありがとうございます。
今後も採用のみならず、組織作りやブランディングなどのテーマにて
ヒントとなる情報提供をしていきたいと考えております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
勉強になりましたよ。
せっかくだったら、安田さんと記念撮影すればよかったと、
ブログを書くとき、気付きました。
またの機会の楽しみに取っておきます。