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NHK『実践ビジネス英会話』の今月号に "Vanishing Professions" (消えゆく職業)と
いうビニエットがありました。
そこでは、消えゆく職業のひとつとして、"Executive Secretaries" (役員秘書)が
挙がっていました。
役員秘書というと、私が思い出すのは、アメリカの Koppers社勤務時代の社長や
役員に仕えていた秘書たちです。500人くらいだった同社の段ボール機械部門だで
でも5名くらいはいたと思います。一人の役員にひとりずつって感じでした。
私も、こういう役員秘書のみなさんにずい分お世話になりました。
ビニエットでは、彼女たちの仕事のひとつが、こんな風に紹介してあります:
「秘書は役員が後述することを筆記して、それをタイプお越しして
手紙を作成した。今では古い映画で見るだけです。」
私がアメリカで働いていた1970年代末はまさにこの通りで、初めてそういう光景を
見た時は、カルチャーショックそのものでした。だってそういう仕事のやり方を日本
では見たことが無かったので。 もっと驚いたのは、役員は小型のテープレコーダに
手紙文を吹き込んで、レコーダごと秘書に渡して、秘書はそれを聞きながら、タイプで
手紙を作成するなんてのもありました。 いずれも手紙が出来上がると、役員に戻して、
役員はそれを確認後、サインして、完成という流れでした。
古き、良きアメリカ。 優雅な時代でしたね。
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