磯輪日記

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口述タイピング

2020年10月07日 20時23分21秒 | オフ・ビジネス

 

NHK『実践ビジネス英会話』の今月号に  "Vanishing Professions" (消えゆく職業)と

いうビニエットがありました。

 

そこでは、消えゆく職業のひとつとして、"Executive Secretaries" (役員秘書)が

挙がっていました。

 

 

役員秘書というと、私が思い出すのは、アメリカの Koppers社勤務時代の社長や

役員に仕えていた秘書たちです。500人くらいだった同社の段ボール機械部門だで

でも5名くらいはいたと思います。一人の役員にひとりずつって感じでした。

 

 

私も、こういう役員秘書のみなさんにずい分お世話になりました。

 

ビニエットでは、彼女たちの仕事のひとつが、こんな風に紹介してあります:

 「秘書は役員が後述することを筆記して、それをタイプお越しして

  手紙を作成した。今では古い映画で見るだけです。」

 

私がアメリカで働いていた1970年代末はまさにこの通りで、初めてそういう光景を

見た時は、カルチャーショックそのものでした。だってそういう仕事のやり方を日本

では見たことが無かったので。 もっと驚いたのは、役員は小型のテープレコーダに

手紙文を吹き込んで、レコーダごと秘書に渡して、秘書はそれを聞きながら、タイプで

手紙を作成するなんてのもありました。 いずれも手紙が出来上がると、役員に戻して、

役員はそれを確認後、サインして、完成という流れでした。

 

古き、良きアメリカ。 優雅な時代でしたね。

 

 


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