磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

わが社は旬討

2010年06月16日 21時03分37秒 | ビジネス・シーン

昨日、今日と、二日続けて、労働組合のメンバーとの経営協議会を持ちました。
テーマは、夏のボーナスです。

 「今頃、夏のボーナス交渉? それも二日続けて?
  ということは、相当もめてるに違いない」

と誰でも思うことでしょう。だって春闘って普通3月ですからね。

ま、二日続けてるってことは、それなりに問題があってのことですから、「当たらずとも
遠からず」と思われるかもしれませんが、実は「当たるとも遠い」という表現が適切だと
思います。


というのも、ひとつは要求書が出たのは昨日ということ。

 「なぜ春闘なのに、こんな時期に?」

それは、ボーナスの支給は7月の初めだったら、会社も、組合も、お互いギリギリまで
会社の状況を把握した上で、話し合おうという、わが社独自の考え方なのです。
でも考えてみれば、これ当たり前のことですよね。
でも、でも、こういう当たり前のことですら、労使の信頼関係が無い会社ではなかなか
できないものなんです。
もちろんISOWAでも昔からこうだったという訳ではありませんよ。数年前に変えた
ところです。


わが社の労働組合は、『JAM(ジャム)』という上部組織に加盟しています。ここには
機械、電機、自動車、車両、精密機器、アルミサッシ、鋳鍛造、鉄鋼、住宅関連機器など、
ものづくり産業を中心とする約2,075の単位労働組合が加盟しています。

ところがわが社の組合は、この地区でのJAMでは「変わっている」ということで有名
だそうです。

要求の時期、要求の額、交渉のスタイルなど、いわゆるJAMの統一要求とはまったく
独自の路線を歩んでいるからです。

その「変わっている」スタイルが、当事者である我々にとっても、今年はさらに変わった
形に進化しました。

詳しい内容はここでは書けませんが(決してやましいことをしているからではありません。
みなさんにちょっと信じてもらえないようなことなので、書けないのです)、今回の
話し合いを通じて、労使の信頼はさらに深まり、新しい次元に突入したって感じです。


『春闘』というと『交渉』という言葉とセットですが、わが社の場合は『交渉』ではなく
『一緒に考える』という表現が今回は特にぴったりでした。

今、旬なテーマを一緒に討議すると言う意味で、『旬討』と呼べるかも。

私の経営観を聞いてもらい、理解してもらい、それを組合員に自らの言葉で伝えてもらう。
私にとっては、とても貴重な『旬討』です。


話し合いが終わり、

 「今回は本当に記念すべき話し合いだったので、文字通りの記念撮影をしよう」

と提案したら、誰かが、

 「W杯のように肩を組もう」

 「じゃあ、前列は握手といこう」

私の隣は、組の長のようなAくんですが、同じ組でも組合という『組』の委員『長』で、
怖そうに見えますが、全然怖くはありません。どうぞご心配なく。
だって後光が差してるでしょ。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (村田光生)
2010-06-17 11:17:44
磯輪さん

こんにちは!

上部団体はJAMなのですね・・・我が社も同じJAMです。

何年か前にも委員長と握手している写真をアップしていたのを覚えています。

今回の件、詳細は分かりませんがきっと労使協調路線で更にまい進して行こうと言うことなんでしょうね♪

勿論、我が社も労使協調路線で歩んでいます(^―^)

磯輪さん・・・今日の僕のブログ、長文ですが超感動の内容です。

お時間があれば是非お読みください。

ワールドカップ、デンマーク代表チームが好きになること間違いないです(*^-^*)
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それ以上です (磯輪)
2010-06-18 20:47:08
 村田さん

本当にすばらしい旬討で、言葉ではうまく表現できない
ほどの一体感を感じることができました。

デンマークの話は、以前も一度伺ったことがありますね。
本当にいい話です。

でもやっぱり日本に勝ってもらいたいです(笑)
返信する
Unknown (t-style)
2010-06-22 20:11:18
我々執行部も自分たちなりに「経営」という事に

ついて真剣に考え、意見を交わせるよい場である

と考えています。

これからもガチでいきますので宜しくお願い致し

ます。

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望むところです (磯輪)
2010-06-22 22:21:06
 t-styleくん

私にとっても、自分の経営理念、思いを、聴いてもらえる
ありがたい場です。

「ガチ」望むところですよ。
よろしく。
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