磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

分刻みのスケジュールもなんのその

2016年07月21日 21時36分26秒 | ISOWAの風土改革

いすゞの元・社長で、JR東日本の社外取締役(現在は技術顧問)も務めた
稲生さんが5年ぶり
に来社して下さいました。

それも東京から単身、自らハンドルを握って、車での来社です。

昨日、午後、ISOWAに到着するやいなや、早々に戦略ストーリー化
ミーティングにゲスト参加してもらいました。

すると参加して15分くらいで、議論の核心をしっかり理解され、ど真ん中
ストライクの質問や、コメントが出てきました!
これには一同、大ビックリ!
我われの取り組もうとしている戦略に対して、とても高い評価をもらいました。


続いて、若手のエンジニアたちが、それぞれ現在取り組んでいる開発テーマを
説明し、6時半からは、会場を勝川のホテルに変え、懇親会。

当初は2時間くらいの予定でしたが、なんの、なんの、次から次へと稲生さん
から技術絡みのいろんな繰り出され、終わってみればレストランの看板を
とうに越しての10時半。 4時間も話し合ってしまいました。


と言うことは、お昼前に東京の自宅を出発し、東名高速を一人で運転して、
ISOWAまで350kmドライブしてから、そのままミーティング、さらに
10時半までの懇親会という過密スケジュールを76歳の稲生さんはこなした
ということです。


今日の朝礼で、司会を務めたのが昨夜の懇親会に参加したTくんだったので、

 「せっかくだったら、昨日の感想を聞かせてよ」

と突然、無茶ぶりすると、

 「心の琴線に触れる言葉がたくさんありました」

 「具体的にどんな言葉が記憶に残っているの?」

と促すと、Tくん、堰を切ったように話し始めました。

 「開発のヒントはどこにでもある。
  例えばペットボトルひとつとっても、それを
  生み出した技術者の想いや苦労、そして
  技術が詰まっている。
  そういう目で見れば、世の中のあらゆるものが
  自分の開発のヒントになる。
  今まで、そういう目では物事を見ていなかった
  ので、今後は意識を持って自分の周りを観察
  していきたいと思いました」

実にすばらしい気付き、すばらしい決意表明だと感心していたら、
何と聞いていた仲間から拍手が 

実にすばらしい光景だった。自分の会社のことだけど、感動的でした。


その直後に、稲生さんはISOWAに再び来社してくれました。
開口一番、

 「いや~、昨日はホテルの部屋に戻ったら、11時でした!
  ついつい若いみなさんとの話が楽しくって!」

驚くべきパワーですね。


その稲生さんに、今朝のTくんの朝礼での感想と、その後に起こった
拍手のことを紹介したら、

 「誰が真っ先に手を叩いたんですか?」

というので、Hさんのとことに稲生さんを案内しました。

稲生さんはHさんに、

 「Tさんの朝礼での話しに拍手したと聞きましたが、
  どんなところがよかったんですか?」

 「突然社長から言われたので、何の準備もできていなかった
  と思いますが、自分の言葉であらゆるものから開発のヒントを
  見つけようという想いを話してくれたところです」

 「最初に拍手するのって、勇気が必要だったでしょ?」

 「でも、何人かの人と目が合ったんですが、みんな、
  拍手しようという顔してました。
  だから私が拍手したら、すぐにみんなから大きな
  拍手が湧き起こりました」

こういうのが、ISOWAの風土なんだよね。

そしてそういうちょっとした話に、私と同じように反応してくれる稲生さんって、
本当にステキです。


こうして稲生さんのISOWAでの2日目がスタートしました。
2日目の様子は、また明日。



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
立派だった (磯輪)
2016-07-22 21:42:09
 Tくん

途中から、ギヤが入ったかのように、熱く語り始めた
Tくんはものすごくカッコよかった。

その姿がみんなの心を捉え、あの拍手につながったと
思う。

間違いなく、あのみんなからもらった拍手は、Tくんの
人生を変えることになったと、後年、思うはずです。

そして本当にそう思えるように、これからISOWAで
生きるのでなく、ISOWAを生きて欲しい。

今日だって、工場の中で、先輩のHくんがいいこと
言ってくれたね。

我がことの様にうれしかった。

頑張れよ! 応援してるから。
返信する
今度はTくんが (磯輪)
2016-07-22 21:37:11
 Hさん

言い出しっぺ ならぬ 拍手っぺ ありがとう。
あの拍手があったことが、Tくんの人生を変えたと思う。
それくらい感動的なシーンだった。

今度はHさんが熱く語って欲しい。
きっとTくんが真っ先に拍手してくれるよ。

ISOWAって本当にいいね。
返信する
奇跡の始まり (磯輪)
2016-07-22 21:33:54
 高橋さん

ドラマ以上にドラマチックな3日間でした。
こういう場を作ってくれた仲人役の高橋さんに、
心から感謝しています。
ありがとうございました。

奇跡のスタートです。
返信する
ありのままでした (T)
2016-07-22 13:36:30
朝礼での一件の張本人です。

大勢の前で話すことは多分苦手な方で、
その時も非常に緊張しました。

ただ、私の得意だと思っていることの一つに
「相手が理解できるようにわかりやすく説明する」
ということが有ります。

とっさに、若手技術者のみにお話をしていただいた稲生様のお話しを社内に伝える。
そして自分の開発に対する意思表明の場だと考え、
最高のチャンスだととらえました。

どれだけ社員の皆さんに伝わったかはわかりませんが、あの場で頂いたHさんはじめ、たくさんの方の拍手
は私に今後の開発に対する勇気を与えてくれました。

開発は時に孤独と戦うときもあります。
あの時の拍手を支えに、自信をもって提供できるような
開発を進めていきます!

稲生様はじめ社長、企画取りまとめをしていただいたKさん社員の仲間、ありがとうございました。
返信する
Tさんの姿 ()
2016-07-22 10:16:48
Tさんは人前で急に話をふられたにも関わらず、
焦らず自分の言葉で答えていました。
真摯で誠実な人柄が表れていて、
私もTさんを見習いたいと思い聴いていました。

拍手について、社長と稲生さんから声を掛けて頂き恐縮しております。
私が一番というより、同じタイミングで皆さんから拍手が湧きましたよね。
うれしいです。本当にありがとうございました。
返信する
少し前に帰宅しました・・・。 (スコラの高橋)
2016-07-22 00:21:57
磯輪さん

連日にわたりありがとうございました。

23:30頃に稲生さんの車で帰宅しました。
稲生さんはご近所なのでほど同時刻での帰宅だった
と思います。
帰りの車中でも話しつづけあっという間の東名高速の
ドライブでした。

稲生さんは最高の刑事コロンボでした。
返信する

コメントを投稿