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企業に不祥事があると、必ず取り沙汰される『企業文化』、『社風』。
それもほぼいつも同じパターンで、『同質性』が諸悪の根源のように取り上げられます。
なぜ『同質性』=『悪』なんでしょう。
私は、同質性の高い、つまり同じ理念、価値観を共有する組織を目指しています。
これって、悪ですか?
問題は、何を共有しているか だと思います。
共有しているものによっては、悪い同質性にもなりますが、よい同質性は希少価値があると
思っています。それ自体が企業の『違い』の源泉だと位置づけています。
企業文化、社風は、不祥事があったから、組織を改めます、ルールを設けます、そんな
ことで簡単に改まるはずがない。
批判する側には いい企業文化があるのですか? 変えようと努力している人以外に、
批判する資格はありません。
企業文化、社風を変革するには、信念と時間が不可欠です。
車が急には止まれないと同様、社風も『急には変われない』。
この記事に次のようなコラムが付いていました。
BtoBビジネスの『取引の古さと滑稽さ』。
楠木先生に言われた通り、
「長年、同じ相手と取引が継続するBtoBビジネスでは、
何となくやっていることが多い」
だから古くなるばかりだし、部外者から見ると滑稽なんですよね。
つくづく反省しています。
これを打破するためにISOWAの肝として定めたものが『公明正大』です。
「日本経済が需要不足モデルから人手不足モデルへと変化した」。
人手不足は、古くて滑稽な BtoBビジネス を変える黒船(外部からの圧力)になると
思います。
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