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段ボール関連業界に身を置く者としては観ない訳にはいかないこの映画。
だって段ボールで作ったお城が登場するということですから。
しかし「なぜ段ボールの城が映画になるの?」と不思議で仕方なかったので、
正直あまり観る気がしなかったんです。
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たまたま行きつけのシネコンの上映プログラムをチェックしてたら、この
『築城せよ!』が上映中だったので、ネットで評判をチェックしてみたら、
「いやー、こりゃ参った。本当の意味で久し振りに拾い物の作品だった。
全く予備知識が無く、新宿で他の作品を観るのでもう一本なんか観よう
と前日に急きょ決めた作品であり(当日舞台挨拶があるのも知らな
かった)、気楽な感じて観に行った。だがこの作品には映画屋が忘れ
かけた映画造りの原点となる要素が、これでもかと盛り込まれている。」
というようなコメントがあり、総合点も4点以上を確保していたので、業界
関係者ということもあり、出かけました。
で、感想はというと、前述のコメントほどの面白さは私には分かりませんでした。
ただやはり業界関係者ということで、段ボールでお城を作る過程と、完成した
段ボールのお城には感動しました。
映画の中のことだけかもしれないけど、段ボールのお城が映画の中の多くの
人にも感動を与える場面を見て、
「これも『段ボールを通じて世界中に夢を』だな~」
(ちなみにこれはISOWAの
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と感じました。
撮影も地元の猿投だったし、わが社にもOBがたくさんいる愛知工業大学も
一部舞台として登場するし、エンディング・ロールには、協賛企業として
わが社のお客様の名前もチラホラ。
映画館によっては、段ボールで作られた金のシャチホコがオブジェ展示された
ところもあるようです。
これこそ、名古屋の段ボール機械メーカーとして、会社のエントランスに
飾らなきゃいけないですね。安く引き取れないのかな~などと考えてしまい
ました。
ツノ坊がそれを知って妙に自信を深めました。
チャンドラーの「ロング・グッドバイ」のツノ坊の
お兄さんのコメントもアップされていますので、
読んで下さい。
さすがKEVINさん!
眠気との戦いと言えば、ツノ坊は予告編から戦って
いました・・・
段ボールの素材としての魅力と猿投の土地ののどかさは伝わってきましたが、いかんせんストーリーが・・・。
レイト・ショウで観たので眠気と戦うのが辛かったです。