またまた、訪問先ブログのネタ便乗です。
皆さんは嫌いな食べ物ありますか?
私は今のぷくぷくメタボ体型からは信じられないことに、小さい頃は偏食少食で、ガリガリに痩せていました。
嫌いな食べ物として真っ先に浮かぶのが、ネギ、玉葱、ピーマンでした。小さい子あるあるですね。
これらの食材はしっかり火を通すと甘くなってうまい。のに、うちの母と来たら、玉葱は水に晒しただけでポテトサラダに乗っけるし、ネギもい辛いままうどんにかけるし、ピーマンに至っては生でサラダに乗っけて出してくる。わざと嫌いにさせてんでしょと言いたくなる。
大学の食堂でジンギスカンランチがあり、羊肉以外はこの苦手野菜のオンパレードだったのですが、この料理大好きでしたよ。うちの母とは好みの方向性が全く違っていたのだなあ。
そう言えばポテトサラダ!外で食べるポテトサラダは大変うまいのに、自宅のポテトサラダが苦手でした。生の玉葱以外に何かあるのかと不思議に思っていたのですが、大人になってから、お母ちゃん便で届いたのを食べたら、何とワサビが効かせてありました。最近当ブログでマイマザーディスりまくりですが、敢えて言います!「母さん、あなたは子供の味覚を理解していない!」
そしてそういううちの母の自慢が「息子には厳しく躾けて、偏食を直した。」同じく好き嫌いが多く、でも好きなものだけ食べて、三つ年下なのに私より大きかった従兄弟の母(私の叔母)に向けて放った言葉。いや、それ、私の犠牲の上に成り立っていますがな。
給食も苦手でした。給食の時間に食べ終われず、昼休みも掃除の時間も五時間目が始まっても、格闘していました。当時の大人達は偏食、残すことを許さず、全部食べ終わるまで、強要されました。正直食事は苦痛でしかなかった。
今ではこれは教育虐待と呼ばれる事態ではないかと思います。ルサンチマンになっておりますな。
でも大丈夫。こんな私でも好きな食べ物ありましたよ。
鰻丼、特に鰻丼の下のタレのかかったご飯。土曜日はお店が忙しいので、店屋物で済ますのが多かった。店屋物の時は家族バラバラで食べて良かったので、みんなお店で働いている時に一人で仮面ライダー見ながら温かい鰻丼食べるのは、本当に幸せでした。って!なんか不幸の香り漂ってんですけど!
それから同じく店屋物のサラダの上に乗っているさくらんぼとホワイトアスパラ、おばあちゃんが僕の好きなモノ知っていて、自分のサラダから、アスパラガスとさくらんぼ分けてくれるのも嬉しかった。
実はレトルトのハンバーグも好き。母は手作りハンバーグにこだわっていて、一度忙しくてどうしようもなく、レトルトハンバーグを出してくれたことがあったのだけど、それ以降、ハンバーグはレトルトがいいと我儘言ってました。その時の母の悲しそうな顔も覚えていますが、何度も言います。「母さん、あなたは子供の味覚を理解していません。」
いつでもレトルトハンバーグ食べられるようになった今では、手作りハンバーグの方が好きですよ。
この子供の味覚事件。うちの奥さんも同じ轍を踏み、気合いを入れて作った、大人の味ハンバーグを娘に拒否されて怒っておりました。私の母のハンバーグ事件を話し、子供は複雑な味が苦手で単純で分かりやすい味が好きだから、母の手作りは要らないんだと伝えました。それからうちは娘のハンバーグはレトルト派になりました。それで充分。
実はまだまだ食い物の恨みネタあるのですが、最後に最悪のを一つ。つーか、これを言わないと今夜は眠れない。
以前から、魚の酢の物は苦手で特に青背の魚は食べられませんでした。無理に食べると吐くので、これだけはうちの母も矯正を諦めたので、理解してもらっていると思っていたのですが、ある日、吉野の親戚から大量の柿の葉寿司が届きました。
父も母も喜んで、今日のお昼はこれと皿に山積みで出てきました。柿の葉寿司というものを知らなかった当時の私、柿の葉を剥いてみるとなんと中身は私が食べられない鯖の押し寿司。どれを剥いても同じモノが出てきて、食べられないと癇癪を起こしたら、じゃあ食うなと食卓から追い出されました。その日は昼を抜いたのですが、誰も自分を気にしていない様子に心底親に不信感を覚えました。
子供の頃の自分の視点でしか話していないので、大人視点で見たら違う事態だったのかもしれません。
食べ物の好き嫌いというより、親に認められていない自分という話をしている気もしてきましたが、今日はこの辺で。
食べ物の恨み。まだ三割も話しておりません。今でも怒っている自分にビックリや。
最近のメタボを引き起こすドカ食いは小さい頃の食べ物の恨みを取り返しているんではないかと思い始めました。
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