親切

今日は三連休の最後の日。月曜日で体育の日でお休みです。
朝９時くらいに起きて、缶ビンゴミを捨てに行きました。
缶ビンゴミの日は、朝５時くらいにおっさんがうちのマンションの前の道路に現れて、ペキペキと音をさせながら、缶とペットボトルを集めて、どこぞやに持って行きます。
資源ゴミの横取りで、東京では回収用の古紙をめぐって都と回収業者が丁々発止のやり取りをしていました。まあ、こういう場合、行政はお上ですから、法律を後付けで作ることもでき、合法的実力行使も可能なので、大体において勝利するのですが。
何故か大阪はお上が黙認しているらしく、おじさん達は割りと堂々と回収しています。道行く人に愛想良く挨拶しているくらいなので、もしかして市公認なのかしらと思えなくもない。

で、そのおっさんに、今日もゴミを渡して、うちの奥さんが起きるまでゲームでもやってようかなと、しばらくピコピコとやっていたら、突然、インターホンの呼び出しの音が。宅配便でも来たかと出てみると、インターホンの先でおばさんが
「雨降ってまっせ。」
えぇっとぉ....とちょっと考えていたら、
「洗濯モン、おたく、干しっぱなしでんがな。」
「ああ、そうやった。ありがとう。」とベランダに出てみると、表で缶をペキペキやっていたおっさんが、
「目の前でシーツが濡れてるから、心配したがな。」
と笑顔で、こっちを見てました。
「すんまへん、ありがとう。」
と挨拶した。どうも、同じマンションのおばさんと、缶集めのおっさんの連携プレーに、うちのシーツは救われたらしい。

シーツ、取り込んで部屋に戻ると、布団の中からうちの奥さんが
「何？何かあったの？」と寝ぼけ眼の顔を出しているので、簡単に事情を説明すると、
「いやはや、親切なおっちゃんやなぁ。」と感心していました。
「まあ、悪い人やなさそうやったけどね。それにしても大阪の人も人懐こいもんや。」と、ゲームに戻りました。