よんたまな日々

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平山のゴールに対する評価

2007年09月20日 | サッカー
前節の横浜FC戦で、平山が5人抜きのゴールを決めました。
僕はこれをテレビのライブ放送で見たのですが、見て真っ先に思ったのは
「すごい!よくやった!平山」
でなく、
「おいおい、あんなへろへろの平山におめおめと抜かれるなよ、横浜FC」
でした。

家長とか、播戸とか、あるいはフェルナンジーニョとかマグノアウベスとか、何人もDFを抜き去るタイプの人というのは、瞬間的なスピードとか、相手の意表を突くドリブルとか、そういうなぜ抜かれたのかわかるような何かがあるのですが、平山の5人抜きって、何だかタイミングがあってしまったというか、みんなが何かの目測を誤ったっていうか、何か色々な偶然が集まってできた不思議な現象のように見えました。

で、あのゴールは、サッカー関係者はみんななかったことにするんだろうなと思っていたら、エルゴラッソは、なんと一面ぶち抜きで、平山ゴールを誉め称えていました。
「HIRADONA!!!」などというタイトルをつけるくらい。
こちらは、手放しで誉めている感じで、今後の代表での活躍にも期待を寄せていました。

一方、サッカーマガジンでは、横浜FMの戦評は、赤嶺から福西へのワンツーリターンで決まった最初の得点シーンにフォーカスしながらも、なぜかMVPは平山に上げているという、微妙な取扱い。
逆に、サッカーダイジェストでは、戦評で平山のゴールを呼び込んでしまった横浜FCのチームコンディションに触れながらも、MVPになんと藤山を上げるという渋さ。

でも、一番僕の実感に近かったのは、とうこくりえさんの漫画だったりします。
「ただでさえ地球規模で時間軸が狂っている」みたいな表現で、平山のひらひらと踊るような突破の様子と何とも不思議な味わいのゴールを描写していました。
そう、絶対にあの辺だけ、時空がゆがんでいた。

僕が横浜FCのDFだったら、あのゴールは、その後しばらく悪夢にうなされそうだなと思います。技術や体力で勝てなかったのなら、諦めもつくけど、自分のミスとしか思えない、イヤな感じですね。

まあ、各紙の描写を分けるリトマス試験紙のような貴重なゴールではありました。


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