よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

王様は裸だと言った子供はその後どうなったか

2007年09月24日 | 読書
森達也著、集英社新書の一冊です。
日経ビジネスで、赤ずきんちゃんの話がレビューされていて、面白そうだと思ったので買ってきました。
童話を意地悪な視点で読み直すというのは、小学校高学年くらいで色々考えたような気がするのですが、もう忘れました。
みんな等身大になってしまって、微妙に格好悪いのは、予想通り。
「国家の品格を撃つ」という勇ましい新書を買ってきて、読んで面白かったのですが、それをここで紹介しようかどうしようか迷っていたのですが、「国家の品格」に対するカウンターとしての威力は、こちらのほうが強いですね。
「こうもり」なんかは、逆にその反国家的な色合いを強く出しすぎて、理屈に落ちてしまった感もありますが、全体を通してみるとこの微妙な情けなさがいい感じです。


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