よんたまな日々

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マトリックスを見た

2007年12月31日 | 読書
マトリックスを今更ながら見ました。

ディスカバリーチャンネルの年末特集で、メン・イン・ブラックとマトリックスとスターウォーズを取り上げていて、先の二作品を全く観たことがないのですが、紹介番組を見ている限り、なかなか面白そうだったので、早速近所の中古DVD屋さんで掘り出してきました。
なぜか、メン・イン・ブラックは見つからなかったのですが。

ちょうど、ディスカバリーチャンネルを見る前に、うちの奥さんと飲み屋で、「議論をメタ方向に展開したがる人と、メタを拒否したがる人と、どちらが理系でどちらが文系か」論争をしていたところだったので、中々興味深い映画でした。

つーか、マトリックスがそんな話だとはあまり理解していませんでした。
ただ、この世界観の中で、仮想現実のほうがメタなのか、それとも本当の現実のほうがメタなのかというのは、意外と判断が難しいかもしれません。

仮想現実世界でのご褒美欲しさに、現実世界での仲間を裏切る人間の存在はなかなか刺激的でした。いや、現実にオンラインゲームをめぐって、現実世界でも窃盗事件や争いが起きるような時代になっているので、それほど荒唐無稽なことではないのですが。

とりあえず、一作目を見ただけですけど、ここからセカイ系が始まったと言われても納得できるほどの充実度を持った作品でした。
ただし、単純なセカイ系と異なり、VRというクッションをきちんと仕掛けているので、それが効果的ですけど。
現在の日本であれば、VRの世界で救世主となれても、現実の世界は救世主を必要としていないのですが、マトリックスの世界観の中では、VRが現実を凌駕しているので、そういう意味で、そのまま現実の世界での救世主にもなれるというのは、理屈としてあっていますけどね。


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