よんたまな日々

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銭湯と風呂の思い出

2021年05月11日 | 日々徒然
家内が娘に買った絵本
「わにわにのおふろ」「わにわにのおでかけ」
お風呂がタイルばりだったり、縁日に出かける人がみんな浴衣姿だったりする。なんだ、この懐かしさは。娘を押し退け、昭和の父が熱中する絵柄である。

そういや、3月のライオンの月島のうちもそんな雰囲気だった。タイルばりの五右衛門風呂。
そんな五右衛門風呂を沸かす手伝いは小学生の頃から、自分の仕事だった。焚き口から覗く炎はいくら眺めていても飽きなかった。そんなについていなくてもいいと言われながら、ずっと炎に見入っていた。

親戚のうちに泊まりに行くと、内風呂があるのに、従兄弟たちと銭湯に行った。風呂から上がった後、脱衣所で従兄弟たちと腰に手を当て、仁王立ちでフルーツジュースを飲んだ。どうやら、そういう流派らしい。
日のあるうちにみんなで行く銭湯はとても楽しく、毎回楽しみにしていた。

昔、中野坂上にあったビジネスホテル。向かいに風呂屋があって、夕飯後に風呂屋に行くと、ホテルのタオルを持って風呂屋に来ているサラリーマンらしき人が大勢いた。みんな考えることは同じだと思った。

東京転勤になって暮らした会社の独身寮。風呂、トイレ、食堂が共同で暮らしやすかった。特に共同風呂がとても広くて、明け方に早起きして誰もいない風呂場で伸び伸びと入るのが気持ち良かった。ちなみに、その後、毎回寝惚けて、自分の部屋は4階なのに、フロアを間違えて、三階の自分の部屋の真下の部屋の扉を開けようと、ガチャガチャ把手を回したのは、秘密だ。下の階の人を無駄に怖がらせる人騒がせなヤツだった。

新しい家でも、朝風呂を習慣にしている。早朝の静かな街を背景に風呂に入っていると、やはり街に響く電車の音が心地よい。
そして、湯上がりに浴室の扉を開けると、入浴前に仕掛けたコーヒーメーカーから、ふんわり漂って来るコーヒーの香りに幸せを感じる。

さて今日はどんな1日が待っているのやら。



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