よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

メメントモリ

2021年09月08日 | 日々徒然

昨日の明け方、変な夢を見た後、うつらうつらしながら考えた。
娘をコロナで亡くしたら、リビングで騒いでいたアイツでも帰って来てくれて嬉しいと思うのだろうなと。娘が生きている間に出て来たので、アイツは娘ではないが、テレビで音楽を聴くと必ず出鱈目に踊っていた娘を思い出すので、アイツもよしとしよう。
そう言えば、愛娘はよく自分を座敷童子に擬えていたな。

明け方のセンチな考えに引きずられながら、朝ご飯を食べていたら、後ろに影がさして、振り返ると娘が‥



そう言えば、高校生の頃、ある朝、突然に、「僕は今日死ぬ。」と思ったことがあった。
何だかわかんないけど、直感的に今日が自分最後の日と思った。朝起きて、少し涙を流し、今日はみんなとお別れだから、一日いい子で過ごそうと思った。
今、ここでブログを書いていることでお分かりの通り、その日は本当に何もなく、無事、翌朝を迎えた。次の朝、目が覚めた時、「いいネタができた。これで文芸部に出す小説(まがい)一本書こう。」と思ったのだけど、当時の私では400字詰め原稿用紙の半分も埋めることが出来なかった。無駄に馬齢を重ねたが、ブログネタになるくらいには書くことができるようになって、めでたいことである。

そういや、同じく高校生の頃、ばあちゃんが亡くなったのだけど、このばあちゃんが、いよいよ死期を迎えた頃に「じいちゃんが庭先に迎えに来た。」と騒いだ。
大人になってからネット記事を読んで、末期に既に亡くなっている縁者がお迎えに来るのは、多く見られることらしいと知った。そしてお迎えを受けた者は、自分の死を安心して受け入れられるようになるらしいが、うちのばあちゃんは、全然違っていた。
「縁起でもない。塩撒いてくれ。追い出してくれ。あたしはまだやり残したことがいっぱいあるのよ。死ぬのはやだよ。」
と大騒ぎした。むっちゃうちのばあちゃんらしい。ww😅

じゃあ二曲。
岩崎宏美「人生の贈り物〜他に望むものはない」


はいだしょうこのカバーで「ハナミズキ」


さて、閑話休題、センチに朝ごはんを食べていた背後に突然現れた愛娘。
ソロソロと歩いて来たので全く気付かなかった。ビックリ!
「パパ、お腹すいた」
部屋の電気を消しているのに、朝日が強く入り込むのに驚いた様子で、
「こんなに眩しい。驚いたわ」
パパがEPGで娘が見る朝のNHK教育の番組録画しているのを見て、
「パパが選んでも、どれも始まらないよ。ダメじゃん。貸しなさい。」
と、パパの手のリモコンを奪って、録画番組一覧の表示に切り替え、好きなアニメ番組を再生する。
「ほら、ワタシがやるとキチンと出るでしょ。もう、しっかりしてよね。」
何だか、悔しい。そして、愛娘よ、お前は好きに生きてるな。まだまだ死にそうになくて、パパはとても安心したよ。

ここで二曲。

谷山浩子「恋するニワトリ」


同じく、谷山浩子の「不思議なアリス」を、ボカロのミクちゃんのカバーで。


さて、火曜日は出勤日でしたので会社に出ました。
娘も早起きした甲斐あって、元気に保育園に行きました。

なんか在宅で引きこもっていると、考えが妙に内省的になってあかんわ。
会社に出ると、後の席のお姉様方が、
「息子が風邪引いただけなのに、小学校でPCR検査受けろ言われて、私、言ってやったわ。アンタPCR受ける意味わかっている?感染疑いありってことよ。私、会社出勤できなくなるっつーことよ。アンタ、そこまでわかって言ってる?」
いやー、大阪のおばちゃん逞しいわ。
ウジウジしている自分が馬鹿みたい。

トラブルも連発、厳しい会議もこなして、動き回っているうちに、センチなメメントモリは、どっか行っちゃいましたわ。
生きていくための活力もらうためにも出勤、つーか、人と会うこと重要ですな。在宅しているだけで鬱っぽくなる心理、わかりました。

最後に二曲。
寺尾聰の「出航 さすらい」



サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」訳詩付きで。


最後に今日は在宅だったけど、お昼に仕事で出掛けました。
出てから、近所で食べたラーメン。
ふくまるラーメンの「味噌キムチ」です。
うまかった。





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5 コメント

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お迎えについて (tsubone)
2021-09-08 22:11:13
祖父が亡くなって2年後くらいのことです
夜お風呂上りの祖母が通りかかったワタクシに
「ツボネ おじいちゃん見かけなかったかい?」と言いました。別にボケてたわけじゃなく真顔でです。
当然 ぞわ~~っと鳥肌がたって
「何言ってるの おばあちゃん おじいちゃん亡くなったのよ」と言ったら
「でもね、今 私の背中を拭いてくれたんだよ」と言いました
祖父は明治男でしたが社長の娘だった祖母の婿養子に入ったので祖母に尽くした人でした
あまりにそれっい状況、あれはホントにあったことだと思っています
その翌年に祖母は亡くなりました
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Unknown (TAMA)
2021-09-09 10:29:17
寺尾聰の「出港SASURAI」は好きな歌なので、久しぶりに聴けて良かったです。
西部警察でマグナム?ぶっ放してる印象しか無かったので、元々はミュージシャンと聞いて
ビックリした記憶があります。
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Unknown (h_tutiya)
2021-09-11 03:40:04
お局様、いらっしゃいませ。
お局様ブログに書かれていた実家が怖い話、よくわかります。私の生家も絶対何かいる家でした。でも住んでいる人たちが何も感じないと、何もないことになっちゃうんですよね。
さて、お婆さまの背中を拭きに戻って来られるなんて、素敵なお爺さまですね。実際にお亡くなりになる一年前のお話ですし、それはお迎えではなく、単に戻って来られただけではないでしょうか?
亡くなって一年、二年は濃密にその人の気配を感じますもの。
そう言うことを自然に受け入れるお婆さまも、何だかおっとりした感じで、いい話だなと思いました。
コメントありがとうございます。
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Unknown (h_tutiya)
2021-09-11 03:49:04
TAMAさん、いらっしゃいませ。
TAMAさんブログの急展開、陰ながら応援しております。

さて、TAMAさんの指摘で気が付きましたが「俺たちは天使だ」「あぶない刑事」「西武警察」と懐かしいハードボイルドドラマのテーマを続けて紹介したので、「お好きなんでしょ」と言われる展開になっておりました。すいません、実は「俺たちは天使だ」以外、全く見ておりません。😅
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Unknown (h_tutiya)
2021-09-11 04:02:55
TAMAさん.また、書きかけで送信ボタン押してしまいました。

寺尾聰が、初めてベストテンに「ルビーの指輪」引っ提げて現れた時に司会者が「今週初登場はあの寺尾聰さんです」としか紹介しなかったので、「誰だ、このスカしたおっさんは」って感じでした。当時はインターネット普及前で、調べる手段もなく、この年になるまで、寺尾聰の正体を知らないままでした。
うちの家内は、西武警察大ファンなので、虎の尾を踏む前に知っておけてよかったです。

ちなみに今回の記事、「シャドー・シティ」か「出航」か、書きながらむっちゃ迷っていたのですが、「出航」にしてよかったです。
また、遊びに来て下さいね。
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