前回の記事で、夢の話を書いたが、この話、読み返してみると、ジェンダーバイアス的にいかがかと思うところがあるので、
言い訳と簡単なお詫びを。
上司の発言は、今なら、男女雇用機会均等法的にも、セクハラ防止的にもアウトですね。
読んで不快になられた方もいらっしゃると思います。
申し訳ありません。
ここから先は言い訳。
夢の中の上司の発言は、女性は結婚までの腰かけ的に働いているので、若手社員の嫁さん候補で、寿退社するのが当たり前という意識が透けて見える発言です。
ただ、私の就職した昭和の最後から平成のごく初期は、その意識は全く普通でした。
会社の各部門に事務担当の女性がいて、交通費精算とか、お客さんへのお茶出しとか、コピーとかをやってもらっていました。
男女雇用機会均等法で、専門職で入社する女性が現れて、一般職の女性とちょっとした緊張関係があったり、せっかく専門職で入社し、研究・開発部門に配属される予定で専門職向けの新入社員研修を受けていた女性が、研修終わった途端に、研修の講師をやっていた男性と結婚して、寿退社してしまい、戦力として期待していた開発チームメンバーをがっかりさせる出来事があったりした時代でした。
ただ、専門職は当時は終電まで働くのは普通で、私も週に1日、2日は家に帰れず、会社の応接室で寝ていたような日々を送って
いたので、そういう実態を見ると、まあ専業主婦を選ぶかなと思いますが。
また、僕らはバブル入社組で、明らかに新入社員全員に課長職、部長職を準備できる組織になっていないので、年功序列的に出世できる訳がなく、でも、そのあぶれた社員たちが、年齢を重ねて、子供の学費や家のローンを組むようになった時に、それを支えるだけの給与を払える体制にしておく必要があり、年齢加給のルールについて整備された時代かと勝手に思っております。
当時はまだ会社が全社員の生活を支えようという責任感を持っていたいい時代だったのかもしれませんね。
青山のバブリーな会社に出向で行ったときに、当時の上司(夢に出てきた人)に
「女の子たちが辞めないんだ。」と愚痴られたことがありました。
腰かけなので、数年で辞める前提でキャリアプランを考えていたのに、年齢加給で給料がきちんと上がり始め、給料に値する仕事をやってもらわないと会社としては赤字になってしまうのに、彼女たちに専門職教育を受けさせて生産性の高い仕事についてもらうプランを持っていなかったという片手落ち。
今なら、最初から寿退社を前提としたキャリアプランを立てませんし、そもそも一般職、総合職、専門職みたいな分け方も意味をなくしていますが、当時はどれかを選択して入社するしかなかったのです。
私の奥さんも専門職で入社したので、当時よく、
「ロールモデルがない」と愚痴っていました。
IBMの総合職の女性が、男性顔負けに働き、21時に一旦全社消灯するものの、その後、事務所の電気をつけて、再度働きなおすのが、福住のアパートから見えましたが、そういう家庭を捨てた働き方を男性だけではなく、女性にも強要した時代でもありました。これが、現在男性に伍して働いている女性管理職の男性よりもマッチョな仕事感や、ホモソーシャルな日本の会社の温床となってしまったのだとしたら、不幸なことですね。
まあ、そういう訳で、夢に出てきた上司は、当時はまあそういう発言をしてもおかしくない雰囲気の中で働いておりました。
今や定年退職して、会社にはいないそうですが。
一曲行きましょう。
言い訳と簡単なお詫びを。
上司の発言は、今なら、男女雇用機会均等法的にも、セクハラ防止的にもアウトですね。
読んで不快になられた方もいらっしゃると思います。
申し訳ありません。
ここから先は言い訳。
夢の中の上司の発言は、女性は結婚までの腰かけ的に働いているので、若手社員の嫁さん候補で、寿退社するのが当たり前という意識が透けて見える発言です。
ただ、私の就職した昭和の最後から平成のごく初期は、その意識は全く普通でした。
会社の各部門に事務担当の女性がいて、交通費精算とか、お客さんへのお茶出しとか、コピーとかをやってもらっていました。
男女雇用機会均等法で、専門職で入社する女性が現れて、一般職の女性とちょっとした緊張関係があったり、せっかく専門職で入社し、研究・開発部門に配属される予定で専門職向けの新入社員研修を受けていた女性が、研修終わった途端に、研修の講師をやっていた男性と結婚して、寿退社してしまい、戦力として期待していた開発チームメンバーをがっかりさせる出来事があったりした時代でした。
ただ、専門職は当時は終電まで働くのは普通で、私も週に1日、2日は家に帰れず、会社の応接室で寝ていたような日々を送って
いたので、そういう実態を見ると、まあ専業主婦を選ぶかなと思いますが。
また、僕らはバブル入社組で、明らかに新入社員全員に課長職、部長職を準備できる組織になっていないので、年功序列的に出世できる訳がなく、でも、そのあぶれた社員たちが、年齢を重ねて、子供の学費や家のローンを組むようになった時に、それを支えるだけの給与を払える体制にしておく必要があり、年齢加給のルールについて整備された時代かと勝手に思っております。
当時はまだ会社が全社員の生活を支えようという責任感を持っていたいい時代だったのかもしれませんね。
青山のバブリーな会社に出向で行ったときに、当時の上司(夢に出てきた人)に
「女の子たちが辞めないんだ。」と愚痴られたことがありました。
腰かけなので、数年で辞める前提でキャリアプランを考えていたのに、年齢加給で給料がきちんと上がり始め、給料に値する仕事をやってもらわないと会社としては赤字になってしまうのに、彼女たちに専門職教育を受けさせて生産性の高い仕事についてもらうプランを持っていなかったという片手落ち。
今なら、最初から寿退社を前提としたキャリアプランを立てませんし、そもそも一般職、総合職、専門職みたいな分け方も意味をなくしていますが、当時はどれかを選択して入社するしかなかったのです。
私の奥さんも専門職で入社したので、当時よく、
「ロールモデルがない」と愚痴っていました。
IBMの総合職の女性が、男性顔負けに働き、21時に一旦全社消灯するものの、その後、事務所の電気をつけて、再度働きなおすのが、福住のアパートから見えましたが、そういう家庭を捨てた働き方を男性だけではなく、女性にも強要した時代でもありました。これが、現在男性に伍して働いている女性管理職の男性よりもマッチョな仕事感や、ホモソーシャルな日本の会社の温床となってしまったのだとしたら、不幸なことですね。
まあ、そういう訳で、夢に出てきた上司は、当時はまあそういう発言をしてもおかしくない雰囲気の中で働いておりました。
今や定年退職して、会社にはいないそうですが。
一曲行きましょう。
「般若心経ビートボックス」
これ、声明(しょうみょう)というやつですね。
寝不足の時に、読経の声を聴いていると、ふっと意識が飛ぶことがありますよね。この曲は、それを想い起させる感じのトリップ系の曲です。
袈裟姿で、ミキサーだかエフェクターだかを操っているのも、逆に未来感半端ない感じでいいですね。
ここで、以前のブログ記事でも紹介した「今日の仕事は楽しみですか?」
の記事。
「今日の仕事は、楽しみですか。」"炎上→即謝罪"を歓迎するSNS社会の末路
私が言いきれなかったことを明確に批判として提示していただきありがとうございます。この世の中、何をしゃべってもきっと誰かを傷つけることになる。
例えば、私が日吉寮や福住のアパートで一人暮らししていた頃、音がなくて寂しいので、よくラジオをかけっぱなしにしていたのですが、ラジオを聞いていられない時期が一年に二回だけありました。
いつかわかりますか?
私が言いきれなかったことを明確に批判として提示していただきありがとうございます。この世の中、何をしゃべってもきっと誰かを傷つけることになる。
例えば、私が日吉寮や福住のアパートで一人暮らししていた頃、音がなくて寂しいので、よくラジオをかけっぱなしにしていたのですが、ラジオを聞いていられない時期が一年に二回だけありました。
いつかわかりますか?
答えは12月のクリスマス前と、2月のバレンタイン前。想像つくと思いますが、この時期は視聴者からのお便りが、クリスマスネタとバレンタインネタでキュンキュンしている恋人同士のものばかりになってしまい、淋しい独身男はすごく社会から拒絶されている気分になるので、この期間だけはラジオでなくCDをずっと流していました。
まあ、そんな感じで、どんなネタでも誰かを傷つけるので、発言する方は、誰かを傷つけるのではないかと恐れて沈黙するのではなく、傷つく人がいてもしゃべりたい内容なんだと自信を持っていきましょう。
別に炎上上等と思わなくてもいいですが、炎上しても、なぜここでそれを話す必要があったのかをきちんと考えて説明できれば大丈夫と思って、喋っていきましょう。
言った結果が「唇寒し」になっても、発信することに価値があるのです。
ということで次の曲。
和楽器アンサンブルでLISA の「炎」
琴の奏者が狐のお面をしているのも、この世ならぬ者という感じで雰囲気ありますね。曲想と合っていてナイスです。
じゃあ、次の記事「消防署員は火事の予知夢を見る」
これもこの記事で紹介したように、尼崎殺傷事件が起きる前日に現場付近にふらっと散歩に行ったり、家内に怒られる夢を見た後で、「蒼天を衝け」で渋沢が奥さんに怒られるシーンを見るという予知夢的な何かを体験しましたが、まあ、偶然の一致で一致した事実だけを印象的に覚えているので、そういう感じになるという話です。地震の前に偶然見た変な雲を地震雲と呼んで後で騒ぐのと同じ構図ですな。
さらにその次の記事。宇宙人と間違えて遭遇した時に、地球のことをどう紹介しますかというお話。
銀河系の中の太陽の位置づけについて、きちんと考える暇なんてないので、いきなりこういう目に遭うと焦ってしまいますよね。あらかじめ考えておきましょう。あまり理系っぽいロジカルな話ではなく、最後はお話風のオチになるのもまた楽しい。
じゃあ、次の曲。
ストラディバリウスで「千本桜」弾いてみた。
じゃあ、次の曲。
ストラディバリウスで「千本桜」弾いてみた。
正統派クラシックファンに怒られそうな企画ですが、奏者が楽しそうですので、
OK。
次の記事は、東急電鉄が車両を売りに出しているのだけど、駅の掲示板で普通に募集していた話。
おいしそうです。しかも結構簡単に作れそう。お弁当ネタにも使えるかも。
松屋のキムカル丼1500kcal の衝撃。
寒くなってきたので、こういうヘビーなものが食べたくなる季節になりましたね。食欲の秋というよりは、何だかもう少し切実な飢餓感がありますが。
じゃあ、最後に二曲。
LOVE HARMONY の「木枯らしに抱かれて」
まだちょっと季節的に早いかもしれませんが、もうこういう感じの寒さですね。
外を歩いていると冷たい風に震え上がります。
打首獄門同好会の「布団の中から出たくない」。
可愛い声からデスメタル声への落差の激しさが楽しい。そしてそういう季節になりましたね。
みなさん、風邪をひかないようにご注意ください。
此処の所、苦々しく口端を上げてしまいました。
こういう女性たちが増えてしまったために、却って女性の権利を主張する人たちに、敵意を剥き出しにする女性が増えたような気がします。
特に超右翼な政治家、研究者、ジャーナリストと自称する人たち。
個人的には、女性に限らず、まだまだ「民の権利」に於いて我が国の意識は薄いと思っております。
それは、各国と比較しても、数字が出ていますよね。
確か、そうとう下位だったはず。
昨今は右翼的思想に流れる傾向にあるのか、そういった本がよく売れているようです。その状況は別に責められるべきものではないのですが、歴史の歪曲、間違いが多いのには、辟易されます。
ああ、「女性の権利」から別の方向に行ってしまいました。ともかく私たちは自分たちの権利について、まだまだ考えることが必要であるような気がしています。
昔、まだ自分がホモソーシャルであることに無自覚だった頃、バラエティ番組で車椅子の女性の訴えに感情的に反発する女性コメンテーターを見て「女の敵は女だな。」と呟いたら、「発言の背景まて考えて物言いなさいよ」と怒られました。
選択的夫婦別姓について、同じくバラエティ番組のコメントで「制度自体はどうでもいいが、推進しているヤツらに勝ち誇られるのが嫌」という発言があったとか。
行き過ぎたポリティカルコレクトネスへの反発が、あのグロテスクなトランプ政権を産んだように、リベラルの罪について、色々と考えています。
リベラルは、本来多様性を認め弱者に配慮した優しい社会を目指していたはずが、なぜこうなったのか、何か引っかかるところがあれば、また、こっそり話したいと思います。
どうぞお気軽に遊びにお越しください。