タイトルがキャッチーなのに惹かれて、本屋で表題作(もちろん一作目)を立ち読んだ。
いきなり、太陽の塔や、奈良の大仏まで歩いていく話が載っている。いきなり地元ネタかいって突っ込んで、その勢いで買っちゃいました。
最近、うちの奥さんのブログを読んでいると、かなり「水曜どうでしょう」にはまっていることが伝わってくると思いますが、微妙に私は苦手です。
猿岩石が同じような趣向の番組をやって、一世を風靡しましたが、あれは、もう痛そうで見ていられなかった。「水曜どうでしょう」はそれに比べると
・ゆるい、厳しい状況になるとすぐに挫折する
・出演者だけをいじめるのではなく、ディレクター、カメラマンなどスタッフ全員で苦楽をともにする。
・出演者側も、制作側に文句言うし、制作側も場合によっては妥協する
などの点で、猿岩石よりずっとましだと思いますが、それでも、辛そうな出演者の状況を延々と映像で見ているというのは、こちらも辛いので、それを見ながら笑い苦しむうちの奥さんを尻目に、こちらはゲームなんかをやって、テレビから目をそらしたりしているのであります。
同じようにゆるい番組としてCATVのコミュニティチャンネルのバラエティ番組があるのですが、こちらは、内容の薄さと、それを笑えない出演者のギャグで引き伸ばしているので、もっと見ているのが辛いです。
ということで、ゆるい系の番組で唯一見れるのが、サッカー系のだべり番組(Foot!とか、やべっちの新春スペシャルとか)だけであることに最近気がつきました。
と本の紹介の記事なのに、ここまで何を延々書いて来たかというと、(ここからが本題ですよ!)僕が許せないゆるい系番組ばかりがはびこる昨今、ついに僕が許せるゆるい旅系エッセイがこの本なのです!
こちらも旅物で、しかもあまり人がいかなさそうなところを選んでいるのですが、そういうところはえてして観光開発されておらず、大変な苦労や身の危険がありそうです。で、普通旅物は、そういうところはあまり書かないのですが、この著者はいろいろとゆるく、辛いところはあまりがんばらず、危険を感じれば、ただちに撤退する、まあ普通の旅行者で、それをゆる面白く書き出しているところが魅力です。
しばしば肩透かされますが、それもまー笑いでごまかされてしまう本です。
そもそもゆるい系は、エンターテインメントに徹しようとしていない。
ただ、エンターテインメントに徹した場合についつい排除されてしまう特に面白くもないこと。それを拾うのがゆるい系だと思うのですが、じゃあつまらないところを拾い出してきて、それをどう見せるのかが芸だと思うのです。
「水曜どうでしょう」も一つの解だし、この著者のやり方も一つの解だと思います。
なお、この本は、うちの奥さんの評価は相当低かったので、そのつまらないものの見せ方がどう許せるかは、結構人によって千差万別かもしれませんね。
エンターテインメントのほうは結構お約束があるので、逆にそこそこの品質になって、受け入れられやすいのですが。
いきなり、太陽の塔や、奈良の大仏まで歩いていく話が載っている。いきなり地元ネタかいって突っ込んで、その勢いで買っちゃいました。
最近、うちの奥さんのブログを読んでいると、かなり「水曜どうでしょう」にはまっていることが伝わってくると思いますが、微妙に私は苦手です。
猿岩石が同じような趣向の番組をやって、一世を風靡しましたが、あれは、もう痛そうで見ていられなかった。「水曜どうでしょう」はそれに比べると
・ゆるい、厳しい状況になるとすぐに挫折する
・出演者だけをいじめるのではなく、ディレクター、カメラマンなどスタッフ全員で苦楽をともにする。
・出演者側も、制作側に文句言うし、制作側も場合によっては妥協する
などの点で、猿岩石よりずっとましだと思いますが、それでも、辛そうな出演者の状況を延々と映像で見ているというのは、こちらも辛いので、それを見ながら笑い苦しむうちの奥さんを尻目に、こちらはゲームなんかをやって、テレビから目をそらしたりしているのであります。
同じようにゆるい番組としてCATVのコミュニティチャンネルのバラエティ番組があるのですが、こちらは、内容の薄さと、それを笑えない出演者のギャグで引き伸ばしているので、もっと見ているのが辛いです。
ということで、ゆるい系の番組で唯一見れるのが、サッカー系のだべり番組(Foot!とか、やべっちの新春スペシャルとか)だけであることに最近気がつきました。
と本の紹介の記事なのに、ここまで何を延々書いて来たかというと、(ここからが本題ですよ!)僕が許せないゆるい系番組ばかりがはびこる昨今、ついに僕が許せるゆるい旅系エッセイがこの本なのです!
こちらも旅物で、しかもあまり人がいかなさそうなところを選んでいるのですが、そういうところはえてして観光開発されておらず、大変な苦労や身の危険がありそうです。で、普通旅物は、そういうところはあまり書かないのですが、この著者はいろいろとゆるく、辛いところはあまりがんばらず、危険を感じれば、ただちに撤退する、まあ普通の旅行者で、それをゆる面白く書き出しているところが魅力です。
しばしば肩透かされますが、それもまー笑いでごまかされてしまう本です。
そもそもゆるい系は、エンターテインメントに徹しようとしていない。
ただ、エンターテインメントに徹した場合についつい排除されてしまう特に面白くもないこと。それを拾うのがゆるい系だと思うのですが、じゃあつまらないところを拾い出してきて、それをどう見せるのかが芸だと思うのです。
「水曜どうでしょう」も一つの解だし、この著者のやり方も一つの解だと思います。
なお、この本は、うちの奥さんの評価は相当低かったので、そのつまらないものの見せ方がどう許せるかは、結構人によって千差万別かもしれませんね。
エンターテインメントのほうは結構お約束があるので、逆にそこそこの品質になって、受け入れられやすいのですが。
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