剱岳

午前３時起床
お湯をかけるだけぇ～のノンカップうどんに乾燥餅と乾燥ワカメの朝食

調理する時間があるなら出発したい！ってことで
超お手抜き朝食を選んだのだった

午前４時半、薄明るくなりつつあるテント場をヘッドランプ点けて出発
ちょっと行ったところで夜が明けてきた

前剱あたりはちょっとしたガレ場、かなり緊張する
一般縦走路にたいそうかな？なんて思ったけど
ヘルメット持って来ていて良かったなぁ～なんて思う

噂のカニのタテバイに行くまでも、何度か恐いところがあり、渋滞
確かに鎖も完備だし、スタンスもホールドもバッチリなんだけど
凄い高度感！ ホールド、鎖を持つ手に無意味に力が入る 恐いっ
百名山だからって、経験者同行だからって、素人が容易に来て良い山じゃない…絶対っ

恐いのは鎖場だけじゃない
さっきからずっと、難易度が高いわけではないが
絶対にコケてはいけないところが続いている
思い出したよ…ハチって、高所恐怖症だったんだぁ～っ

頂上までずっと、1時間以上、極度の緊張が続いた
正直、頂上では登頂の喜びより、緊張感がほぐれる喜びの方がでかかった

少し霞がかかっていたけど快晴
頂上手前では初めてブロッケン現象も見た

頂上からの景色を堪能して、撮影しまくって、行動食を食べる

でも、やっぱり、登頂は嬉しかったな
あの剱の頂上に私が居る…凄いぞハチ

下りの苦手なハチは、行きよりも更に緊張しながら下る
カニのヨコバイはビビリまくっていたので、反対に大丈夫だったが
その後のハシゴ、最初の一歩はやっぱり恐いねぇ～
一人だったら悩んで10分は踏み出せなかったと思う

前剱を下って、剱山荘が見えた時はヘナヘナと座り込みそうなほど安心した
一般縦走路でこれじゃ、ヴァリエーション行ったらどうなるんだ

テント場に戻った時、正直、日頃から弱い膝は限界だった
でも、まだ、明日の奥大日に備えて、雷鳥沢へ行く気はマンマンだった
剱沢小屋でをぐっと我慢をし、冷たいポカリスェットを買った

しかぁ～しっ！小屋の前でおじ様に
「剱登頂おめでとう！」とビールをおごってもらっちゃった
Ｏちゃんとおじ様方とつい乾杯！！
すっかり剱沢停滞＆宴会に心は傾いていた…

でも、小屋で午後から雷雨の予報を聞いてからのＯちゃんは早かった
物凄い勢いで撤収＆出発

ビールの入った身体に剱御前小舎への登りはきつかったが
さらに、九十九折の雷鳥沢への下りは更にきつかった
私の情けない膝は限界を超えていた

雷鳥沢に着いてテント設営
テン場代を払いに管理小屋へ行ったついでに
「湿布とか売ってませんか？」って聞いたら
なんとっ！大袈裟なことに、お医者様に診てもらうことになっちゃった
単なるトレーニング不足なので、正直恥ずかしい…
でも、湿布をいただいて、かなり助かりました

テント設営して落ち着いたらおそめの昼食
今日はＯちゃんお手製ホットケーキ
美味しかった！ご馳走様ぁ～

お腹を満たすと、イソイソと小屋へ
なんと雷鳥ヒュッテではには入れるのだ
山の疲れも汚れもスッキリ＆サッパリ

その後は生ビールでカンパァ～イッ
ぷっはぁ～ うんめぇ～っ

おつまみにおでんとお好み焼きを頼んだらスッカリ満腹
テントに戻ったら、夕飯も食べずに寝てしまった

シュラフに入ったら、急に雷雨
だいぶ遠かったけど、稲妻の光は強烈で怖かった

でも、疲れのせいか、よりも睡魔が勝った
明日も３時起きで奥大日に行くぞ