初めの頃は
普通に自分の年齢を
言っていた貴方が
いつしか
その年齢を
言うことに躊躇するようになっていた
私が貴方に笑顔で
「6歳差なんて、大したことないですね」
そんな風に言えていたなら
貴方が戸惑っていた
歳の差の壁も
超えられたのでしょうか
あの時
不意に貴方が
私に貴方への気持ちを
訊いてきた時
きっと
多分
緊張してたんだろうなと
思うのです
そんな風に
いくら考えてみても
あの時には
戻れないのだけれど
それでも
貴方への
気持ちを断ち切れない
何処かで
貴方に逢えたならと
今でも
思ってしまう私がいるのです