空海物語
むやみに草花を汚してはならない
世界に無駄なものは 何一つ無い
世界は広い 広いが何もない
いったい 真理は何処にあるのだろうか
己の内から生まれるもの
命
この命が生かされることこそが
私の目指す世界ではないか
空 海 私
万物一体
生きとし生きるものが
共に尊重し合い
共に生かし合う世の中を作りたい
共に幸せに
経典を通して 多くの人に 真の生き方を気づいて欲しい
過去にこだわらず 未来のために 今を生かすのです
空海は 実践を通じて 人々の心に火をつけて行った
なんでも 教わるだけではだめじゃ
たがいに教え合う事が 大事なんじゃぞ
日本で 最初に 民衆のための学校を誕生させた
一人一人の中にある心を開かせることを使命として
全国各地 さまざまな行いをしていく
人から人へ
多くの人が繋がりを持つことで
一つ一つの命が生かされていく
干ばつに苦しむ 讃岐での事
知識では 何事も直すことは出来ません
皆さんの力をお借りしたい
一人一人が力を合わせて
役割を全うすることが必要です
そして 全国で 実践と気づきの機会を作っていった
すべては
一人一人の命の働きから始まる
素直に生きて 皆に感謝をしなさい
そして 己の魂が喜ぶ生き方をしなさい
知識ではなく 行いこそが 人々を繋ぎ
そして 現在 過去 未来を 繋ぐのである
空海がすべての人に伝えたかったこと
それは正に大自然の姿そのもの
太陽は東から登り 西に沈む繰り返しを行う事で
生きとし生けるものにエネルギーを与えています
一日も休むことも無ければ
他の動植物に見返りも求めることもありません
願わず・求めず・頼らず、ただ繰り返し他を生かす
これが大自然のリズムであり
人間もその法則にそったときに
今のこのままで 喜びに満ちている
本来の自分が現れ出るのです
空海は生涯をかけて 三蜜を世に伝えましたが
その真意は ついに理解されることはありませんでした
願い、求め、すがるという
大自然の法則とはほど遠いものとなってしまったのです
人間は自分の意志とは関係なく誕生し
その瞬間から終わりに向かって歩み出します
その生と死の間にある人生には
一人一人やり終えるべき使命が与えられています
それは、人間に与えられた
喜びの表現体としての
人生を全うすること
左胸に手を当ててみれば
今でも心臓が動いています
それは自分の意志で行っているわけではありません
人間は自分で生きているのではなく
大きな力によって生かされています
人生を歩む必要があるからこそ
今でも心臓が動かされているのであり
仮にどんな状況であっても
よろこびの人生を全うできるのです
空海の悲願であった
万人がみな生きながらにして
仏として歩める世の実現は
その生涯に置いては実現しませんでした
しかし 目に見える肉体は無くなっても
その衆生救済の魂は尽きることなく
後世に受け継がれています
そして空海の入定より約1200年を経て
最後となる救済の時を迎えました
空海の伝えた三蜜が
願わず・求めず・頼らず
大自然の法則を体現できる
慈喜徳天華三法行として実を結んだのです
現代社会は様々な問題を抱え
人類の存続を危ぶむ声さえでています
私たちの歩んだ結果が
この状況を招いてしまいました
しかし、 一人一人が
慈喜徳天華三法行を通じて
人のよろこび我がよろこびとなる
人間が本来あるべき
生き方を取り戻せば
人類は永遠の繁栄に向かって歩んでいけます
空海の描いた文化・宗教・国境といった
あらゆる壁を越えた
本当の平和の実現は
私たち一人ひとりの よろこびと共にあるのです
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