読んでくだされば解ると思いますが
犬も人間も同じです・・・命ですから・・・
どこで決断してあげるか と 言う事は
ワンコのほうが簡単かもしれませんけれど
私は 何度も言っているかも知れませんが
母を半年苦しめてしまいました
ご飯が食べられなくなって
点滴も入らなくなって
おしっこもでなくなって
何の文句も言わなくなって
ただただ寝る時間が多くなった時
肺炎を起こしてしまったのでした。
在宅かかりつけ医は 母のことは 最初からあきらめていた人ですけれど
一応 私に どうしますか? 病院へ送りますか?
それともこのまま家で見ますか?
と 聞かれました。
肺炎を起こして熱が出ている病人を
このまま置いておくなんて
私にはできませんでした
病院へ行けば 太い静脈からの点滴もしてもらえるし
今までは週一回だけだったリハビリも二回になるし
お風呂も大きいからゆっくりとは入れるし・・と 聞いていましたので
救急車で病院へ行くことに決めました。
決めるまでには 看護師さんたちの話とか
いろいろ複雑なこともあったのですが
少しでも助けられる命であれば
可能性に賭けてみたいと思いました。
でも 結果は 無駄な苦しみだけを与えてしまったのでした
亡くなるちょうど一年前に 在宅介護を受けるにあたって
検査入院をしたとき 臓器不全に近い事を言われていました が
それでも 床ずれも手当ての仕様でよくなる可能性もあると聞きました。
・・・それで在宅介護を 4ヶ月ちょっとで 肺炎・・・
救急病院へ入院して三か月目に追い出されそうになったのを
その時の主治医(人間味のある素晴らしい先生でした)に無理を聴いてもらって 三ヶ月延長
床ずれも少しずつ良くなっているような話もありましたが
その先生は3月いっぱいで 東京へ帰ってしまい
次の担当医が院長とかでしたが すぐい追い出されました。
看取り患者で床ずれだけの治療では 病院へ入る点数があまりにも低かったのでしょう
難病患者とか 高い点数が続く人は 長く入院できているそうですから
変に思い出が長くなりましたが
肺炎で熱が出たとき
母は別に苦しいとは言いませんでした
ただただよく眠る と 言った感じだけでした
だれかが 教えてくれさえすれば・・・
母を このままにしておけば
麻酔がかかったような状態になって
苦しむことなくお迎えが来るのですよ
これだけに事を 私にささやいてくれさえすれば
その後の8か月苦しみを与えなくてよかったのですが
かかりつけ医も 看護師たちも 誰もそのことに触れませんでした。
だから
ワンコ達を 同じ思いには絶対しません。
ロクシーを安楽死で見送ったホリーのママからいただいた言葉、
「安楽死は穏やかな死です。飼い主が苦しむ愛犬に最後にあげられるプレゼントです」
2019年9月 犬たちの庭に咲いた 白い彼岸花