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山崎豊子 白い巨塔 最終話 見終わって感じたこと

2019年06月02日 21時38分20秒 | 命・心

山崎豊子 白い巨塔 最終話 2019年5月26日放送分

見終わりました・・・

なんだか 五郎ちゃん可愛そうで


最初頃の権力争いでバリバリ元気だったころは

思い上がりの激しい人 あんた!自信過剰でしょう

とか思いながら見ていましたが


医者の息子でない限り

あの世界でのし上がっていくには

あのくらいずる賢く精力的でなくては

誰も認めてくれなかったのでしょう


この映画の中では

常に善人と悪人が現れてきます

天使と悪魔と言ったほうが良いのかもしれない

人間の持っている二面性


医療ミスで患者を死なせてしまった財前が言う

「白い猫であれ黒い猫であれネズミを捕まえたほうが良い猫なんだよ」と


手術前検査のミス(気持ちの緩み)で死なせてしまった相手方から

お父さんがどうして死んでしまったのか理由を知りたい

と言うことで 裁判が始まるのですが

裁判の勝利さえも 力とカネのあるもの勝ちと言い切る人たち


財前の親友であり 善人派である里見が

あまりにもあくどい財前を叱る


医者として自分にもっと厳しくあるべきだ

医療は人間の祈りだ

神を恐れ 神に祈るような敬虔な心で

患者の生命と尊厳を守る

それが出来ないのであれば

医療に携わることは許されないと学んだ

そう信じて進んできたはずだ。


財前は癌治療の最前線にいながら

自分自身の気が付かぬ間に すい臓がんステージ4になってしまい

自分の身を持って 死に向かっていく患者の苦しさをやっと知る


「これが死か」

そう呟いて終わる・・・


人に負けじと戦い続けてきて

それでも 自分では選べない死


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陽はまた昇る
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