道路を挟んだお向かいの親類の婆の話。
・・・回覧板が来ていないと言うのである・・・
それも前回のものが 届いていない と言うのである。
私は 『あんたんとこに置いとるのでないの!?』
と 言われたのである。
月二回の配達となっていて
2~3日うちには 正月号が届く予定になっている時期なのに
今頃何を言い出すのかと聞けば
『ある人が 届いていないので 調べて欲しい』と言ったそうな。
それも 犯人が私であるかのような話しぶりだし
「調べて欲しいと言ったのは だれなんよ?」
と 聞いてみれば
『そんなこと 名指しには出来へんわよ
だれでもええやろ』
と 変にすまして答えるので
あぁ~こりゃ ぼけがはじまっとるかも と思った。
わたしより2歳若いのだけれど
専業主婦で 福島から旦那を連れ帰り
初めから 実の親と同居して暮らしてきた人だから
姑の苦労も やとわれの辛さも知らない人で
近所のうわさ話だけが生きがい・・・
・・・とかしか 思えない・・・
そうこう話しているうちに
『さっき あんたんとこに
今回の回覧板来てたわよ。』
と 言う。
なんや!それを先に言えば
回覧板を挟んでくるカバーを見ればすぐわかる事なのに。
「ほら!いつものと同じものだから
前回の回覧板が行方不明になったと言うのは嘘よ!!」
『いや~ほんまやなぁ~~』
ばかか あほか ぼけか
だいたいこんなことで大騒動するから
過呼吸症候群になって紙袋を手放せないのよ!!
『わたしんとこ 携帯電話 手放して 固定電話だけにするからさ
今度からは そっちにかけてな。』
と 言うから
「あんた 外 うろうろするの好きなのに
携帯持ってなかったら なにかあった時に困るよ」と言ってやれば
・・・反応なし・・・
ー今回の回覧板ー
となりのお婆ちゃんの訃報あり
足が立たなくなって施設に入ったのがいつだったのか
とても明るくて 可愛くて 利口な人だったのに
亡くなったのは11月との事だけれど
家族葬だったのね
お知らせも無かった・・・
便利にはなったけれど
なんだか寂しい 暮れの お話しでした。
母より4年長生きはしましたけれど
2019年12月撮影
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます