なんだか疲れの抜けきらない毎日で
もう一つ思ったように動けない・・・
そうこうしているうちに夜が来るのだけれど
病気でなくても加齢でなる「寝たきり」…防ぐ方法は1つだけ 長生きは本当に幸せか
寝たきりが他人事だと思えているうちは幸せ者なのかもしれませんが
実際に寝たきりになってしまった母を一年間見続けてきた私は悲しい。
介護は8年 最後足が立たなくなって寝たきり状態で一年だったのだけれど
寝たきりになると 認知で徘徊することもなくなり 暴力もなくなり
その辺をゴミだらけにして 足の踏み場のなくなることも なくなり
大変平穏な状態になるだろうと 私は思っていたのですが
それは大きな間違いでした
母の場合は寝たきりになる前から 運動したくない人だったので
ほとんど一日中テレビの前から動きませんでした。
手を動かして何かを作るとか 何かを片付けるとか
一切しない人でしたから・・・
85歳の時の免許更新をさせなかったのも大きな原因でしょうけれど
その前には あるかかりつけの病院で 肺のレントゲン結果が悪いから
総合病院へ行きなさいと言われ 何時間もかかって何回も通院した結果
「残念ですが あと3か月だと思ってください。
手のつく仕様もありませんから お家で好きなように暮らさせてあげてください」
そう言われましたから。
そりゃ認知の進行は早くなったことでしょうけれど
医者も医者です・・・
かかりつけ医も 結果を出した総合病院も
三ヶ月が三年も過ぎ 認知もどんどん進み 八年
通院していたかかりつけ医は 最初の薬(肺がん)をそのまま飲まし続け
ひょっとしたら肺癌でないのかもしれないとは一度も言ってくださいませんでした。
(その間 転んだり躓いたりで 整形外科 外科 脳外科と いろいろ見ていただく都度に
診察してくださった先生方は皆さん 肺がんであるはずがない と言われたのですが)
認知の進んだ母が ある日 かかりつけ医に
「わたし この薬 いつまで飲んだらええのでしょうか?」と
ただ何気なく聞いた時 はっとした様子で
その院長は やっと薬を減らしてくれました。
どこまでいきるかは その人の運命でしょうけれど
後で考えると ばかばかしい話が多かったものです。
皆様もお気を付けくださいね
今の医者は 単純に信じすぎてはいけません
いい先生も もちろんいらっしゃいますが
それを見極めるだけの力は持ちたいものだと思います。
寝たきりになると 動きません
それでも口から食べることができるうちはまだ幸せですが
母のように ほとんど食べなくなってくると
体の細胞も再生しなくなります・・・
私は 生まれて初めて 寝たきり患者の床擦れを見ましたけれど
残酷という以外の何物でもありません
生きたまま腐り果ててくるのです
介護認定の結果が出て ベッドを借りるとき ケアマネさんが言いました
最高のベッドにしたから 絶対床擦れする心配はないですからねぇ・・・と
ところが・・・あっという間に 始まったのです
私も初めての体験でしたので
病院でしっかり治療してもらえば治るものと信じていましたが
A先生も頭を抱えるほど どうしようもなくなってきていることを知りました。
(在宅介護中のかかりつけ医Kという人は最初から あきらめなさい で
床擦れの手当ても 訪問看護師が心配するほど長い時間放置されましたし)
最後は やせ細って 抱きかかえても
軽い板状態の母でした
(その感触が忘れられませんけれど・・・)
頭も体も死ぬまで 動かし続けること
そうしないと寝たきりになる というのは事実です
知らないと言う事ほど 悲劇を招く情けないものはありません・・・
Berggren
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