◆多事多端の新年を迎えて。

米国大統領選挙、ロシア、中国、韓国、そして日本も前倒しで衆議院選挙が予想され、世界経済を脅かしている欧州金融危機、福島原発事故対応からも目が離せない。

ベルリンの東西の壁が取り除かれて、イデオロギーから市場経済へ、目下、グローバル化が世界経済を蝕んでいる。

昨秋、ブータンから来日したワンチュク国王夫妻が残した、物資的充足よりも心の豊かさを求める（国民総幸福）国是に、我々はあるべき将来の姿をみた思いがした。

財政不足は米国や欧州だけの問題ではない。少子高齢化が進む日本は、次世帯のために「福祉国家」をめざして、今こそ健全財政へ舵を切らなければならない。

国会議員の方々も、党利党略をやめ、大同団結して「失われた10年」に続く「不毛の10年」に幕を下ろし、「福祉維新の礎の年」として貰いたい。

選挙民である我々国民も、全てに「確りした選ぶ目」を養おう。