つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

☆マレーシア航空機撃墜事故を一考

2014-07-20 21:41:01 | Weblog
7/17夜、ウクライナ上空でマレーシア航空MH17便(ボーイング777-200型機)が撃墜され298人全員の乗員乗客が亡くなった。

乗客の中には、過去に国際エイズ学会の会長を務めたこともある、世界的に評価されているエイズ活動家のユップ・ランゲ氏や、オランダ上院・ウィレム・ウィッテビーン議員(労働党所属)ら著名な人物が搭乗していた。

このニュースの一報で、1983年の大韓航空事件を連想した。

大韓航機(1983年・ボーイング747-200型機・アンカレッジ発)は、航路を逸脱してソ連(当時)の領空を侵犯し、サハリン付近でソ連軍機撃墜され、日本人28人を含む乗員乗客269人全員が死亡している。

1988年には、米海軍がイラン航空の旅客機を撃墜290名が死亡。

2001年には、シベリア航空の民間機が、ウクライナ軍の地対空ミサイルで撃墜されたこともある(犠牲者:78名)。

このように、同様の事故は過去20件以上発生しているらしい。

因みに、JALやANAはウクライナ上空を回避している。長期に及んだベトナム戦争時は、東南アジア沿岸を遠回りして運航したのも記憶に残る。

今回の事故後、各航空会社はウクライナ上空運航を禁止した。

経済性重視で、最短距離(戦場上空)を運航した航空会社の姿勢にも疑問を持つ。

3/8に北京に向かっていたマレーシア航空の同型機(B-777)の消息不明事件とあわせて、遭難続きでもある。

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