つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◇ナショナリズムとポピュリズムを考える

2016-02-23 18:14:05 | Weblog
日清・日露戦争を通じて日本人のナショナリズムは過熱していき、明治維新から約70年には太平洋戦争を引き起こす。

戦後、日本人のナショナリズムは解体されるどころか、むしろ強化されていった。

経済ナショナリズムは、終戦後30余年で、米国に続く経済大国へと導いた。

然し、1990年に始まる失われた20年の間、閉塞感を打破すべく、続いて、ポピュリストが登場する。

石原慎太郎は都職員という既成の権力を的に見立てて支持を得た。
小泉純一郎は「自民党をぶっ潰す」、橋下徹は「大阪都構想」、安倍晋三は中国を敵視することで、安保強化と憲法解釈を大きく変えた。

海外でのポピュリストの好例は、フランス・国民戦線(FN)党首・マリーヌ・ルベンだ。FNは反共主義とアルジェリア独立への不満から生まれた政党。多量移民・経済問題で、欧州連合(EU)からの主権回復を主張。

ドナルド・トランプ(共和党大統領候補)の「イスラム教徒の入国禁止」、
チプラス首相(ギルシャ)、ボデモス(スペイン)も緊縮策を求めるEUを敵視などが考えられる。

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