1928年フーバー大統領政権から1932年ルーズベルト大統領就任後、ニューディール政策によって、立ち直ろうとするアメリカ中が大恐慌時代の物語。元プロボクサーのジム・ブラドック(ラッセル・クロウ、「グラヂエーター」でアカデミー主演男優賞受賞)、もまた、かけがいのない家族(妻と3人の子供)を守るために日々生活と戦っていた。そんな彼の運命をかえたのは、かつてのマネージャーから持ち込まれた、対戦相手の怪我による代役、「一晩だけの試合」だった。生活の為に誰もが彼の負けを疑わないその試合に挑んだジムは、予想に反して若い対戦相手をノックアウトしてしまう。それは、やがて全米を熱狂させることになる奇跡の実話の映画化である。2時間20分余り、後半は実戦さながらの迫力あるファイティング場面で退屈させない、ボクシング・フアンにはたまらない作品である。彼の持つ誠実さ、夫婦愛、強い信念は、多くの観客に希望と勇気を与える。例えば、肉屋からサラミを盗んできた幼い息子を叱ることなく、同行してそのサラミを返させ、帰りにひとこと「どんな事があってもお前を手放さないからな」。それは、深刻化する不況の中で、親戚に子供を預けなくてはならない状況下にあっての出来事だ。また、彼のマネージャーもボクサーの為に全てを売り払い、営業体面上住んでいる豪華なアパートはガラーンとしている。厳しいビシネスの中で、選手思いの情を強く感じさせる。
予断だが、引き締め政策をとった小泉政権が,当初フーバー大統領のデフレ政策がアメリカを大恐慌時代に落とし入れた過ちを犯すのではないかと危惧されたが、わが国は勿論、各国の経済力のパイが当時と比較にならない程強力になっていて、その相乗効果で、画面に見るような惨状にならなかったのはせめてもの救いである。 ★ 試写会にて
予断だが、引き締め政策をとった小泉政権が,当初フーバー大統領のデフレ政策がアメリカを大恐慌時代に落とし入れた過ちを犯すのではないかと危惧されたが、わが国は勿論、各国の経済力のパイが当時と比較にならない程強力になっていて、その相乗効果で、画面に見るような惨状にならなかったのはせめてもの救いである。 ★ 試写会にて
夫婦愛は本当に良かったです。
マネージャーの資産を投げ売ってまでブラドックにかける話に涙が出ました。
マネージャーの私財を投げ売ってまでブラドックにかける話に涙が出ました。
マネージャーの私財を投げ売ってまでブラドックにかける話に涙が出ました。
トラックバックありがとうございました
お返事大変遅くなってしまってすみません
良かったらまた遊びにきて下さいね