ヒットラーに関する映画は過去においても何度か制作されているが、元秘書の回想録をもとに作られているので、より事実に近いストーリーだと思う。職務を離れるとごく常識的な人間が、総督の顔になると一変して非情な人間と化す。ビジネス社会でも或いは政治の世界でも見られる人間のもつ悲しい?二面性だ。独裁者或いはカリスマ性の強い指導者が犯す過ちは、進路を踏み外して時に脆さを露呈する。情報伝達のパイプが詰まり、ブレーン不在、羅針盤なしの状況におかれる。時代の転換期には為政者に強力なリーダーシップが求められる。独裁者とりーダーシップとは表裏の関係にある。最近の宗教、民族闘争に接する度に、卍の台頭を危惧する。ヒットラーのような指導者が治める国に生活する羽目になった国民は不幸そのものだ。そして戦争がより狂気へと駆り立てる。2時間20分の長編ながら、12日間のストーリーを退屈させずに見せてくれた。戦争体験のまったくない人達が、この映画を観てどのように感じるか興味深い。
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5月8日までに、ユダヤ人を、600万人も
虐殺した 根拠が、何処にある。悪党
は、日本にもいっぱいいる。
内容にほぼ沿った内容で「あぁ次はこの台詞だな」と
分かりました。ですが、最も重要な部分が抜けていました。「シュペーア」が焦土作戦の命令を受けつつも、無視し、妨害していた事を告白する場面です。
この時ヒトラーは涙を流して「君は立派な人間だ」と言ったと書いてありました。これは私にとっては重要な台詞と思っています。(真偽は定かではありませんが)本当なら彼にもヒューマニズムは残っていると感じ得るからです。ここを削除したことに映画政策で作為を感じます。
上のユダヤ人うんぬんの方のコメントですが、
確かに否定する情報もあり、私自身も疑いがあります。
が、数の大小はあれ虐殺はあったのでしょう。
当時は世界的にユダヤ人を排除する風潮があったこともあるし、米英が積極的にユダヤ人を助けなかったことも歴史で知るべきだと思います。
もう少し、真実を歴史書で語って欲しいです。
本当の悪党が国のトップになり得るのでしょうか?
ならば現在の国々のトップも似たような者ですキット。負け犬意識で子供から洗脳しないで欲しい。