つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

☆偽装問題について。

2015-10-17 15:09:43 | Weblog
東洋ゴムの免震材強度(免震材のような部材は、公的試験所の実験結果に従って上市する。試験結果と異なる製品を出荷した)偽装に続いて、
旭化成建材によるマンションの基礎杭耐力不足(支持層に達していない施工)偽装ついて、企業のコンプライアンス以前に倫理の問題である。

食品や家電など比較的短期間の消耗品に比べて、超長期間にわたって機能が要求される建築物は、資産価値、対震災に対する安全性などシリアスな問題が多岐に及ぶ。

私は、常々感じていることだが、構造的な建物(鉄筋鉄骨ビル)について、地盤改良と其の上に建つ建築物は、分離発注の概念が必要と考える。

地盤改良は事前に、複数箇所ボウリングを行い、建築構造設計事務所が各柱下の耐力を算出し、其の杭伏図に従って、基礎施工会社に発注する。
当然、乱層的な地盤もあって、請負金額に増減契約を併用するのが懸命な方法である。
工期についても、地盤改良は別途考慮すべきである。

マンションの場合、双方ともサービス提供者であり、発注側も受注側もしっかりしたコンプライアンスをもって対応すべきだ。

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