つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆新政権に期待するもの

2009-09-03 10:06:48 | Weblog
衆議院議員選挙での民主党の大勝は、世論調査にみるように、マニフェストや政策に必ずしも高い評価をしたわけではない。
「自民党をぶっ壊す」と勇ましく登場し、膨大な預貯金の使途解明に端を発した郵政民営化に手をつけ、大衆迎合的言辞で小泉劇場を演出した、小泉政権が結果的に民主党308議席獲得につながった。(本当に自民党をぶっ壊わしてしまった)

小泉改革は国民に負担を押し付けただけで、我々が期待した「行財政改革」は後退し、「政権の投げ出し」「消えた年金」「居酒屋タクシー」「国土交通省で3年連続の官製談合事件」「汚染米の流通」「防衛次官のゴルフ接待」の不祥事に加えて、「天下り」官僚への国民の批判も強まった。
今回の衆議院議員選挙は、良識ある国民の「堪忍袋」が切れた証だ。

民主党に期待するのは、この「閉塞感の打破」である。
「消えた年金」や「道路特定財源」など、鋭い追及をした有能な議員を要職につけ、集中的な情報公開をして、積年の腐敗を抉(えぐ)り出すことである。
誠心誠意政局に対峙し、国民に状況を発信すれば、国民も耐えて協力を惜しまない。
民主党は、準備期間も殆どないまま政権を担当する。大敗した前政権の自民党は放心状態で、新たに政権を引き継ぐ民主党との間での引き継ぎ業務も、制度化されていない。
だから、21世紀の「政党政治の慣行」を作り出すことも急務である。衆議院の任期は4年、マニフェストにとらわれずに、思い切った「政治改革」と「行財政改革」を断行して貰いたい。片や、自民党も深い反省の上に立って、政権奪還への態勢を整え頑張って貰いたい。

民主、自民の成長は、将来の日本が求める政党政治の姿でもある。

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