個人として 言うなら 君の人生で 君の支えになってくれたものは 何か。
金か じゃなかった。この年になって よくわかった。経済なんて いい時もあれば
沈んでゆく時もある。まあ、めぐりあわせみたいなものだ。
おお金持ちになったとしても ご苦労な事だろう。また、貧しかった家庭で親たちが
苦労して苦労して 子育てしていく 。はたで見ているのもつらい。
現実を見ても 若い人たち 決して恵まれているとはいえない。テレビの出ている人たちが
言いなりふりを見せても いい加減な奴らだ思うだけである。
「天地水明」外国のひとたちが 一応に驚くのは 日本の水道水がおいしいというのである。
水道水だけではない。四面海に囲まれた 日本の海のきれいな事 膿のそこまで透けて見える。
農地はきれいに整地され 収穫期になると金色の稲穂が波を打つ。豊穣の秋である。
ピーヒョロロ ピーヒョロロ祭りは 日本のシンボル。こんな国だから 日本は我々の祖国として
敬愛尽きないものがある・
此れこそが生きている民族の力ではないのか。
産業革命で工業化社会を迎えた。重工業はうなりをあげて 日本を一流国に引き上げた。
国民の暮らしは楽になり 文明を謳歌した。半面で環境破壊は 一次産業を没落させ
海・山・の自然を壊していく。STOP STOP STOP 情報化社会はものつくりから 金融化社会に
映っていくなかで 人々は昔懐かしピーヒョロロ村の鎮守を思いだしているのかもしれない。
どんなに文化がすすもうが 人が住める社会でなければだめだ。
天を突くようなタワーより よごした環境を取り戻そう。
此れこそが 日本人に安らぎを与えてくれるものだろう。
私はおなじ敗戦国の ドイツの姿を思う。実質的には世界第二位の経済大国なんだろう。
でも本質的にゲルマンの質実剛健な思想は健在らしい。
世界の信頼を得ているのも 政治的にも ドイツではなかろうか。