本の内容に概ね私も同感だ。ただ邪馬台国は、発掘考古学者は、90%以上大和でしょう。著者は、九州説のようだ。
以前、桜井市の茶臼山古墳の見学会に行ったとき大量の朱を目にして、改めて、これは古墳時代は朱の存在を抜きに、話はできないと感じた。
2018年7月20日発行 文芸新書 蒲池 明弘 880円
九州にも、こんなに朱が産するとは知らなかった。P.72、P.73から転写させてもらった。
土蜘蛛の話など、若干飛躍する内容も感じられたが、面白く読めた。
古い地質図吉野山の鉱山の位置など、知ってはいたが元新聞屋さんらしく資料の活用引用は見事だ。