なぜか、急に御嶽山に登ってみたくなった。
10年前の水蒸気噴火でたくさんの方がお亡くなりになった山だ。
体験の著書などに触れるうちに、私は、どんなところなのか行ってみたくなったのだろうか。
結論から言うと、「八合目石室避難小屋」までしか登れなかった。
9/14に「御嶽山ビジターセンターやまテラス王滝」前駐車場に車中泊。
最近NBOX内で、寝袋を使って、車中泊することがある。
まあ、あまり寝心地はよくない。
朝4時に懐中電灯を持ち登山開始した。
灌木帯をひたすら単独で登っていく。
2時間くらいで、薄明るくなってきた。
「あかっぱげ」を過ぎたころだろうか、小雨も降ってきた。
道は、登山道ではなく、ごろた石の複数ルートを自分で選択して登る感じになってきた。
高度のせいもあるのだろうか、頭が痛くなってきた。
風が強くなってきたごろた石の登山道を登るうち、ふらふらになりながらも、なんとか「八合目石室避難小屋」まで転げ込んだ。
ここで、疲労困憊の私は小屋にあったベニヤ板の上で、しばらく寝てしまった。
人の声がするので、起きて見たら雲海が広がっていた。
(冒頭の写真)
私は、御嶽山をなめていた気がする。こんな厳しい山とは思わなかった。
王滝頂上まで、行くのは断念し下山した。
すれ違った人から「もう。登ってきたんか。」と声を掛けられたが否定するのが気恥ずかしかった。
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