フォト俳句・天使の梯子

    時として見る天使のはしご
    まるで神の呼びかけのよう。

            花木柳太
   

虫の音

2021-08-18 05:32:36 | 俳句
    虫の音におおっ秋かと夜の道  







 あれは長雨の一日だけの晴れ間の日だった。
 8月15日の終戦記念日の夜。
 秋の虫がコロコロコロと鳴いていた。
 思わずおお秋かと思った。

 きょうの句は駄句と云えば駄句だ。
 だが句などはそれでいいのだ。
 と居直ってみる。

 通り過ぎたときこれは句になるなと思った。
 時折、指を折って語数を数えている自分がいる。
 いかん、いかんと思ったりする。
 
 先人が句に宇宙さえ読み取ることができたのなら
 自分はせいぜい日常を詠めるくらいか。
 全く、芭蕉などの句には恐れ入る。